行政調査新聞社 社主:松本州弘 埼玉県川越市

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この欄は、わが国のどこかで起きた小さな小さな事件の問題点を取り上げるコーナーです。

自ら招いた事故死に対する卑劣な責任放棄
佐藤恵士市議 川越市議会で追及

 本年六月十九日、川越市議会(六月議会)の一般質問で、共産党のベテラン議員である佐藤市議から「荒川右岸用排水土地改良区と市のかかわりについて」という質問が出た。

以下いささか小社の私感が混ざる。

 佐藤市議の質問は、現在わが国の土地改良区の存在意義を問うもので、川越市と関連する荒川右岸用排水土地改良区も同様、時代的背景から推しても土地改良区そのものが食糧増産時代の遺物であり、現代減反の時代に沿ってその存在を縮小、あるいは、市にどのように移管しうるかを考えるべきだとするもので、荒川右岸用排水土地改良区(高橋正平理事長)の現状が今の時代を反映しているかどうか、その運営の実態をクローズアップさせていく。

 高橋正平理事長による荒川右岸用排水土地改良区の独善的体制は、正しく改革されるべき要素は望むべくもない。むしろ解体されるべきだの声が高く上がっているのだ。高橋正平理事長によって生起された農家の人の痛ましい事故死、未曾有の惨事を未処理のまま高橋正平氏は、当事者責任を回避し続けている。

 こうした人間を一般社会では“卑劣な男”と呼ぶのだ。


荒川右岸用排水土地改良区
高橋正平理事長変節の軌道

 彼は思想的にも変節の人物である。高橋正平氏が二十年前、川越市議であった時期の議会での公的発言の記録を繙くと、これが同一人物かと疑いたくなる程、極端な思想的豹変に唖然とするのだ。

 高橋正平氏は、昭和五十年五月二日〜昭和五四年五月一日までを務めた一期のみの川越市議会議員であった時期、昭和五一年川越市議会第二回定例会第十一日(三月十二日)の一般 質問で、土地改良区の存在を否定する位置から発言している。

 発言を要約すれば、「土地改良区の現在の定款を変更するべきだとし、水利権も放棄し、市が直接運営する方法とか、県に委ねる方向とか、早い機会を以て土地改良区という形を改革しなければ」とする土地改良区の改革に意欲を漲らせた一年生議員の姿を見ることができる。

 こうした土地改良区の改善・改革・解体を川越市故加藤瀧二市長に迫った当時の高橋正平市議と、改革・改善どころか、荒川右岸用排水土地改良区を伏魔殿化したとまで酷しく批判される高橋正平理事長の自己中心主義を佐藤恵士市議はリキまず静かに、同一人物の過去と現在の姿を鮮明に対比してみせたのであった。

 また、現在話題となっている、昨年八月二一日、高橋正平理事長が荒川右岸用排水土地改良区職員の当然の義務である排水路のゴミ処理を、鴨田地区で農業を営む関根午吉さんに無理に押し付け、それが関根さんの無残な事故死に繋がったのだが、今もって、戸主であった故関根午吉さんに対する保障はなされていない。

(「非道・高橋正平荒川右岸用排水土地改良区理事長は、埼玉 県議会補欠選挙に出馬する資格があるのか」も参照してください)
 高橋理事長の厚顔な対応に腹を立てた関根午吉さんの御遺族が、弁護士を立てたことで、これに対応すべく高橋正平理事長側も弁護士を立てるという、己が招いた事故死の責任を回避する不遜の姿勢に、高橋正平理事長個人の人格欠落をなじる声が高く上がって当然だ。しかし、この一部の人々の非難の声は、大勢には届かない。

 社会を支える人々の渦の中へとかき消され、事故処理を放棄した当事者能力の欠落した男が社会党の県議候補者として大衆の前でニコやかに手を振る姿を想像するだに、強い怒りと反発を抱くのは、実態を知る僅かな人達なのだ。

 こんな無責任で卑劣な男が、何の為を以て埼玉県政に身を置く理由があるのか全く理解できないのである。
 佐藤市議は発言する。相方が弁護士を立てているが、例えばこれら保障の問題で、川越市に類似した事故が発生した場合、市ではどのような対応が被事故者になされるのかを問い、川越市では、仮に、この様な場合を想定すると損保を以てこれに当てると回答している。

 いわゆる荒川右岸用排水土地改良区・高橋正平理事長による被事故者と遺族に向けた無責任で心ない仕打ちに対し、仮定を組み立て、仮定に対する市側の回答を導き出している。

 当事者責任を放棄した高橋正平理事長、己の無理強いによって事故死された人、その御遺族の悲しい思いに、何ら一片の配慮も払わぬ 人物に向けて、佐藤議員は間接的にだが厳然とした叱正と、遺族の怒りを冷静に代弁し、土地改良区理事長としての管理者責任を追及したのであった。

 議会傍聴席には、関根午吉さんの御遺族や付近住民の人達の姿も見えていた。佐藤議員の質問は淀みなく静かに続く。そういえば渋谷実議員も荒川右岸用排水土地改良区に対する厳しい発言が過去にあった。

 佐藤議員のみならず川越市議会議員諸君は、無辜(むこ)の民の報いなき酷い死に様に対する怒りを、そして早急な保障を、県議補選に出馬し自己保身を計る高橋正平氏に対し無責任体質を厳しく問う必要がある。

 土地改良区とは、土地改良法に基づき、水路などの水利質の維持、管理や、ほ場整備などを行う農家の組織で、理事長は準公選、市や県の補助を受ける歴とした政府の公認団体であり、その理事長は正に公人である。

 それこそ県市民の血税を荒川右岸用排水土地改良区が取得している以上は、責任者たる理事長個人の不遜の行為を追及するのは、地方自治体議会人としての当然の任務だと存ずるが如何であろうか。


こんな人物が……
埼玉県議補欠選挙に社民党で出馬
社民党支持者に失礼だ

 高橋正平氏とは、かつて進歩的左派を衒い、時代に則して土地改良区の存在を否定し、その解体を求めた姿勢、それは大衆の向こう受けを狙った“エセ者”が化けた姿であったのだ。結果 として、荒川右岸用排水土地改良区の美味しい理事長の椅子を確保した時点から、装い通 した仮面をかなぐり捨てた生身本来の姿に回帰したのだ。

 高橋正平氏の思想的定立の放棄、非人間性、自己保身、責任回避の所作は、なんということはない元々この人物の“地”であったのだ。

 関根午吉氏を死に追いやった100%の責任は、高橋正平理事長自身が負うべきもので、今度の埼玉 県議会議員の補欠選挙の出馬は、事故責任からの逃避を目的としているのだという世評は的を射てるようだ。

 関根午吉さんの無惨な事故死の当事者責任を迫る世論の高まらぬ 内に、現場からの逃避を計るなど、それでなくとも思想的変節を問われている高橋正平氏である。

 己の招いた事故死の明確な処置を全く欠いたままでの県議出馬などは許されるものではなく、県議会なる所は人道を踏み外した思想的変節漢、非常識者の座るべき場所ではない。

 最近、川越市内に小社が先に記した、荒川右岸用排水土地改良区・高橋正平理事長の無理強いによって招いた農民・関根午吉さんの事故死を悼み、同時に無責任な事故処理に終始した高橋正平理事長が、県議補選西八区(川越市・欠員2)に出馬するとの報を受け、向かっ腹で“ふざけるな”と記したものが、当方に無断で川越市内を怪文書として出回っているとの話を聞いた。

 小社が稚劣ながら責任を以て記したものだが、高い所から弱者に向けて“アカンベー”をする奴は大嫌いだ。

 であるから記した記事を誰かさんがご当地の何処に振り撒こうが一向に構わぬ と思っている。

 


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