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肉を食うな!
植物性タンパク質を摂取せよ!!
米中枢同時テロの前日、わが国に未曾有の衝撃が走った。狂牛病の疑いがある乳牛が見つかったのである。直ちに英国獣医研究所に検体が送られ、これが狂牛病であることが確認された。感染源はエサである肉骨粉であることは、ほぼ間違いない。
肉骨粉は主に牛のエサとして欧州や豪州から年間20万トンが輸入されていた。ところが欧州を初め世界各地で狂牛病が見つかり、肉骨粉が感染源であることが判明していた。平成8年(1996年)には英国から欧州への肉骨粉輸出が禁止されるなど、世界中でさまざまな措置が取られるようになっていた。
ところがわが国では、「牛に与えると狂牛病となるが、ブタや鶏に与えても安全」ということで、豪州、アルゼンチンなどから肉骨粉が輸入され続けたのだ。そして最近になって山形県の酪農家が肉骨粉を牛に与えていたことも判明した。
さて、ご存じのことと思われるがここで狂牛病について記しておこう。狂牛病とは正しくは「牛海綿状脳症」。牛の脳にスポンジ状の穴があいて運動神経に障害が起き、死に至る病気。1980年代に英国で初めて発見された。タンパク質の異常体「異常プリオン」がその病原物質とされる。英国、フランスなどでは狂牛病に罹った牛を食べた結果
、致死性痴呆症の新型ヤコブ病(CJD)患者が100人以上も出ている。潜伏期間は2年〜10年以上とされ、今後欧州では患者が多発する可能性がある。また、当初は牛だけが罹るとされていたが、ブタ、鶏、羊、さらに最近では鹿の感染も見つかっている。
牛乳や乳製品からは感染する可能性はほぼ無いとされるが、結論は出ていない。さらに骨髄や脳、肝臓だけではなく、肉の部分のほぼ全部が異常を発生させると考えられる。ウイルスや細菌ではなくタンパク質が異常を来す病気であり、治療法は無い。
いったいこんな病気がなぜ日本に入ってしまったのか? 水際での侵入防止に失敗したことが事実であり、本来なら農水省が責任を取るべき事態である。薬害エイズの裁判で元厚生省課長(松村明仁被告)が有罪判決を受けたと同様、農水省幹部も裁きの場に出れば有罪となる可能性も高い。しかし、どう考えても今回の場合、明らかに農水省に圧力がかけられたとしか思えない。狂牛病が世界的な話題となっているにも関わらず、肉骨粉が輸入され続けた事実こそがその証拠でもある。
では、農水省に圧力をかけた極悪非道の人間は誰か? まったく不明である。ただし事情通
はこう語る。「農水省に圧力をかけて肉骨粉輸入のOKを出させるなど、並の政治家にはできない。相当な実力がある政界の大御所クラスだろう」。そしてこの事情通
から出てきた具体的な名はM・S、H・Nといった超大物。ただしこれは、あくまで推測の上に推測を重ねているに過ぎない。
問題はむしろ、今後の対処法にある。
いったい、どこまでが安全でどこが危険なのか? ところがこれがまったく歯切れが悪い。9月29日には国会で有志議員が「牛肉を食べる会」を開催して苦笑を買ったが、この問題の深奥にあるのは同和問題なのだと言われている。と畜から解体、食肉といったこの業界には同和関係者が多数入り込んでいると言われるが、そのことがさまざまな風評、憶測を流す結果
となっているようだ。
では、真実はどうなのか? 本紙は病気の専門家ではない。だが永田町関係者を含めたいわゆる政治情報通
は誰もが、「一切の肉類は当分食べないほうが良い」としている。さらに最も危ないものとして、一般
に知れ渡ったブイヨン、カレールウ、カップ麺以外にもインスタントラーメン、あるいは食品添加物とされるアミノ酸含有食品があげられている。なかには「ブタや鶏は大丈夫」とタカを括っている人もいるが、これらはずっと肉骨粉を飼料として与えられてきたのだ。安全なはずがない。
それでは、狂牛病に罹った牛やブタ、鶏の肉を食べたら絶対に狂牛病(新型ヤコブ病)に罹るのだろうか。そうではない。その確率は極めて低い。では、罹る場合と罹らない場合の差はどこにあるのか? 人体に存在しているタンパク質の質の問題だとされる。すなわち、「良質な植物性タンパク質」によって作られたタンパクを多く含有している場合、発病する率が下がるというのだ。
良質な植物性タンパク質――それは、われわれ日本人には極めてお馴染みのものである。味噌、豆腐、納豆……。肉食を止めて大豆製品に頼る生き方。われわれ日本人の先祖たちが好んだ食生活を取り戻す絶好の機会が到来したのである。
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