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東松山市議会・お笑いバトルロワイヤル Eメール
地方行政を読む - 東松山市
2010年 6月 25日(金曜日) 15:33

何やってるんだ!
東松山市議会・お笑いバトルロワイヤル
坂本市議、ヘッドロックで鈴木市議をKO!
いっぽう鈴木市議は「暴行被害」を政治利用
いま一度、東松山市議会議員の民度を真剣に問う!

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昨年12月、本紙インターネット版にて掲載した東松山駅東口周辺開発事業をめぐる坂本俊夫東松山市議の「B街区整備事業関与疑惑」について複数の読者から情報が寄せられた。

ストップしたままのB街区開発事業を舞台に、坂本市議が「坂本市長に花を持たせたい」とシティホテル建設を岩堀建設工業(株)(川越市)に打診していた事実……。すなわちB街区整備事業という公共事業に議員が関与しようとしたならば、それだけで大問題。だが寄せられた投書のなかには、この「関与疑惑」のみならず坂本市議の「議員としての資質」を根本的に疑問視させる情報が証拠書類とともに明記されていた。

何と坂本市議、同じ東松山市議である鈴木健一氏にプロレスの絞め技である「ヘッドロック」をかけ鈴木市議をノックアウト。この「市議プロレス」の影響もあってか坂本市議は勤務先を辞め、いっぽう被害者だった鈴木市議は、この事件を政治利用しようとした……。

東松山市議会議員諸氏よ。貴殿らはいったい、何をやっているのだ??

市議会議員がやることか!
本会議終了後、二次会での「場外バトル」
冗談ではすまされない!坂本市議の「殺人脅迫悪ふざけ」

坂本市議の始末書1 始末書2

<坂本市議がアサヒロジスティクス(株)勤務時代、同社に対し提出した「始末書」(クリックで拡大表示します)>

「ふざけるな、埋めちゃうぞ!」「家にユンボあるよ」……。

4年前の平成16年12月20日、市議会終了後の二次会の酒席でのことだった。「始末書」によれば、鈴木市議が議会本会議の場で、自身の委員会発言をくつがえし共産党に同調したことを坂本市議が問題視。坂本市議が鈴木市議の高校時代の先輩だったこともあり、「『ふざけるな、埋めちゃうぞ』と冗談でヘッドロックを」かけ、同席していた西川・関・松坂・岡村各市議らもこれを制止するどころか「ユンボあるよ」「家にもありますよ」などと囃し立て、“被害者”である鈴木議員も含め「皆で大笑い」となった、という。

酒の席に冗談はつきもの。だが市民を代表する市議同士がプロレス技をかけ、また同席していた他の市議らも口々に「埋める」「自分のユンボを使え」などと、殺人脅迫を匂わせて面白がるというのは、もうそれだけで市民感情を不快にするに十分だ。市民を代表する議員同士として互いに払うべき敬意のかけらもないどころか、民主主義を根底から愚弄する醜悪な行為以外の何物でもない。

「ヘッドロック事件」当時、坂本市議は比企郡嵐山町に本社を置く貨物車両運送企業「アサヒロジスティクス(株)」に勤務。先のB街区開発事業関与疑惑で岩堀建設会長と知己を得たのも同社の業務に関係してのことだった。頓挫したB街区開発をめぐり「坂本祐之輔市長に花を持たせたい」とシティホテル建設を岩堀建設に打診した事実は、実際には「市長の天の声を坂本市議が自作自演したのだろう」と解釈すべきかもしれない。

いっぽうの鈴木市議。「ヘッドロック事件」の傷害・恐喝被害者として東松山警察署に告訴している。同署の事情聴取により、坂本議員の勤務先であるアサヒロジスティクスに同事件が発覚。のち坂本市議は「始末書」を同社に提出している。
なおこの事件により、坂本市議は書類送検され不起訴となっている。

「ヘッドロック事件」の疑問点
なぜ鈴木市議は事件後1ヶ月を経てから
診断を受け警察に告訴したのか?

「ヘッドロック事件」における加害者は坂本俊夫市議。被害者は鈴木健一市議。事実関係そのものは明らかだ。

だが奇妙な点がある。鈴木市議が病院で診断を受け、警察に告訴した日付である。「始末書」によれば、

  • (平成16年)12月20日:ヘッドロック事件
  • (平成17年)1月27日:鈴木市議、東松山市の病院で診断を受け頚椎捻挫で全治2週間の診断(同病院によれば「本人の申し出により頚椎捻挫と診断。暴行によるものとは断定できない」)
  • 1月28日:鈴木市議、東松山市に告訴。

となる。鈴木市議は「ヘッドロック事件」から1ヶ月以上を経過してから病院(大谷整形外科)に出向き、医師に「頚椎捻挫」の診断書を作成してもらったうえで、翌日28日に東松山警察書にて坂本市議らの暴行事件を訴え出ているのだ。

単純に考えても、なぜ暴行を受けた1ヶ月後に医師の診断を受け警察に訴え出るのか、なぜ「ヘッドロック事件」の直後ではなかったのか、その理由がわからない。「頚椎捻挫」が、1ヶ月前の坂本市議のヘッドロックに原因があったことを、どう証明するつもりだったのか。


<神嶋市議による上申書>
(クリックで拡大表示します)

「始末書」にあるとおり、鈴木市議を診断した医師も「暴行によるものとは断定できない。検察では不起訴でしょう」と述べている。事件の顛末が坂本市議の書類送検→不起訴であったことは上記の通りだ。

また坂本市議は、この鈴木市議の警察への告訴について「平成16年12月20日から1ヶ月以上たってからの告訴であり、政治的な駆け引きによる告訴」であると東松山警察署の担当職員に述べている。

本紙は「ヘッドロック事件」の警察の取り調べに対し、別の市会議員が上申した書類を入手。そこには鈴木市議の「政治的駆け引き」が生々しく記されている。神嶋市議が東松山警察署に提出した上申書だ。

上申書は「平成17年3月18日午後12時41分頃に鈴木健一議員から私の携帯電話に『話があるから私の室に来てくれませんか』との電話があり……」からはじまり、先のヘッドロック暴行事件での坂本市議に対する告訴について触れ、

<『①東松山市墓地建設規制条例の制定をすること ②産業廃棄物業者の選定にあたり、しがらみをなくすこと、の2点について実行してくれれば、取り下げしてもよい』との話でした。私は①はともかく②は市長のことなのでむずかしいと思うと答えました」>(原文ママ)

と記している。また、鈴木議員からの「条件」は別として、神嶋市議が坂本・鈴木両市議の間にはいる形で告訴の取りさげを鈴木市議に打診したところ、鈴木市議から翌日に電話が入り「いろいろな方が応援してくれているので取り下げはできない」と伝えてきた、という。

<このことから今回の告訴は鈴木議員の政治的な目的があるのではないかと思います>(同上申書)。

第三者である神嶋市議が、鈴木市議とのやりとりを明記し警察に上申した内容である。ヘッドロック事件を鈴木市議が「政治的目的」に利用しようとした意図は、やはりあったのだ。

転んでもただでは起きない鈴木市議
「ヘッドロック事件」1ヶ月後の被害届の「真相」

先の上申書に記された、鈴木市議側の「告訴取り下げ条件」を詳しく見てみよう。まずは平成16年9月から問題化している「東松山市墓地建設規制条例の制定」。東松山市内における一切の墓地建設の禁止を趣旨とするこの条例の制定は、東松山市議会において鈴木市議1名を除いて全員が反対しているもの。その理由は埼玉県にすでに墓地に関する条例が存在していることと、墓地建設をすべて禁止するというのは明らかに行き過ぎ、という考えからだ。鈴木市議は、同市内の墓地予定地に近隣する20名の居住者らのリーダーとしてただ1人、墓地建設反対の急先鋒を担っている。

つぎの「産業廃棄物業者の選定にあたり、しがらみをなくすこと」は、市議会内部の委員会(全員協議会)で鈴木市議が何度か指摘していたことだ。だがこれは市長に対する問題であり、市議会で議論することではない。事実、市議会はこの鈴木市議の指摘を取り上げてこなかった。

「ヘッドロック事件」に関する被害届を事件1ヶ月後に訴え出た鈴木市議。先の「始末書」や「上申書」に記された、政治的目的という言葉が具体的にもつ意味は明白だろう。つまり、鈴木市議は、他の市議全員が反対、あるいは市議会には無関係として取り上げなかった議案・案件に対し、「ヘッドロック事件」をいわば奇貨とし、ただ1人鈴木市議のみが有する政治的主張を押し通すために利用しようとしたのだ。

鈴木市議は「交換条件上手」
自宅脇への道路設置と交換にリーマン事件はダンマリ
「反坂本市長」の正体は「談合市議」!

「ヘッドロック事件」1点だけでも坂本市議は議員失格。だが彼は、自らがなした愚かで幼稚で醜悪な悪戯に対し書類送検されるという社会的制裁を受けている。また先述のとおり鈴木市議はこの事件を政治利用。もしそれが、たとえ少数とはいえ市民の強い要望を叶えるための戦略ならばまだ許されるだろう。しかし鈴木市議について調査すると、彼一流の「交換条件戦略」とは、必ずしも市民に供するものではないことがわかる。

6メートル道路

鈴木議員の自宅は高坂丘陵地区にある。自宅の南側には、かつて東松山市が保有したゲートボール場があった。2年前の平成20年、東松山市はこのゲートボール場と、独立行政法人都市再生機構(旧・住宅都市整備公団)が保有する土地とを交換したため、ゲートボール場は移転。のち、鈴木議員宅に隣接する土地は都市再生機構の住宅地に用途が変更され、住宅建設計画が浮上した。

鈴木市議はこの建設計画に猛反対。東松山市や都市再生機構に対し「日照権」を理由に、市議自宅と新住宅地との間に6メートルの道路敷設を要求した。当然、東松山市は当初、鈴木市議の要求を拒否した。

だがここでも鈴木市議お得意の「転んでもただでは起きない交換条件上手」が発揮された。当時、東松山市を揺るがしていたのはリーマン社債焦げつき事件。反坂本市長派を自認し、その姿勢から人気を得ていた鈴木市議は、何と「リーマン事件をこれ以上追及しない」という約束と引き換えに、都市再生機構に対し6メートル道路の敷設を仲介するよう、東松山市に要求した、というのである。これが事実なら立派な職権濫用だ。

結果として市側はこの要求を呑み6メートル道路が敷設され、同時に鈴木市議はリーマン事件を追及しなくなった。実際リーマン事件をめぐる、共産党による坂本祐之輔市長に対する辞職勧告決議の際、賛成は共産党3名のみであり、その他の市議は全員が反対だったため否決された経緯がある。従来の鈴木市議の「反市長」姿勢からすれば、本来ならば辞職勧告に賛成するはずであった。だが市から「6メートル道路」敷設の確約がとれたと思われる時点以後、鈴木市議は辞職勧告に反対の側に回ったのである。なお現在この6メートル道路は完成している。

先にも述べたとおり、鈴木市議は「反坂本市長派」として当初は人気があり、坂本市政を糾そうとする市民から支持を得ていた。だが同市議が(自らの要求と引き換えに)反市長派の勢いをトーンダウンさせてしまったことから、支持者離れを起こしているという。

「それどころか、坂本市長と裏では手を組んでいる、という話さえある」(東松山市政に詳しい人物)。

反坂本市長派として東松山市の談合問題を追及してきたはずの鈴木市議本人が、実は市当局、あるいは市長との「談合市議」だったのではないか……。こうした疑念はいま、東松山市民の間に着実に広まりつつあるのだ。

坂本“ヘッドロック”俊夫市議といい、鈴木“談合”健一市議といい、貴殿らはいったい何をやっているのだ?坂本市議の幼稚な行為はそれだけで議員失格だが、鈴木市議の「転んでもただでは起きない」政治利用手腕は、坂本市議より性質の悪いものと言えるだろう。いまや坂本市長の悪政が全国的に知られるようになった東松山市。市民は市議諸氏らの言動を厳しくチェックしている。本紙はいま一度、東松山市議会議員諸氏の「民度」を、真剣に問い直さなければならない。■