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| 市民に信を問う 東松山市長選2010 |
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| 地方行政を読む - 東松山市 | |
| 2010年 7月 18日(日曜日) 00:00 | |
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市民に信を問う 東松山市長選 東松山市の暑い夏が始まろうとしている。8月に任期満了する坂本祐之輔現市長の「5選不出馬」表明を受け、現在4名が次期市長選に立候補している。現職市議からは松坂喜浩氏(民主党公認)と鈴木健一氏、埼玉県議会からは前県議の森田光一氏(6月21日に辞職)が出馬表明。残る1名は市特別理事を経て、政策財政部副参事として東松山市立市民病院の経営担当をつとめてきた竹森郁氏である。8月1日の市長選にむけ各候補とも活発な選挙活動を展開するなか、本紙に一通の投書が寄せられた。短いながらも各候補者の「問題点」を浮き彫りにしているこの投書から、まずはご紹介しよう。 「市指名業者が市長選に立候補」に |
関根氏は昨年1月、「『何とかしよう東松山市政』市民の会」を発足させ坂本市長のリコール運動を開始。リーマン事件の責任逃れはもちろん、同市の大規模な官製談合に対する責任回避や市民病院の夜間救急取り止め措置などをリコールの理由としていた。
発足から半年後の昨年7月、「市民の会」は坂本市長側と和解書を締結。リーマン事件で焦げ付いた1億円の返還を社会福祉協議会(社協)に要請するとともに、市民病院について「平成21年度中に、救急医療が再開できるように関係機関と協議する」という確約を市長側より得た。
和解の席では、市側からは当時市特別理事であった竹森氏が、また「市民の会」側からは弁護士が交渉にあたった。この時点で関根氏と竹森氏は、敵対する立場にいたのである。
「だが和解書は守られませんでした。救急医療の再開は平成21年度中に実施されなければならなかったはずです」(「市民の会」関係者)
いっぽうの竹森氏。リーマン事件により市長から責任を負わされた同氏は特別理事の座を追われ、市民病院に異動した。
事実上の左遷……。坂本市長にとって東松山市立市民病院とは、職員の左遷先なのだ。
副参事として就任した市民病院の「惨状」に竹森氏は衝撃を受けた。医師不足からくる救急医療の不備が市民生活に致命的な影響を及ぼしていた。
「東松山市内では、救急車の待機時間は平均1時間です」(竹森副参事・当時)。受け入れ先の病院が見つからないため、救急患者の自宅前で救急車が待機している時間が平均1時間というのである。
「市民の命を救えない市民病院」という現実に直面した竹森氏は医師探しに奔走した。そして昨年11月、10名の医師確保に成功。坂本市長に報告した。
だが市長は医師増員を拒否。つまり救急医療再開に向けた解決そのものを拒否したに等しい行為であった。
竹森氏は「市民の会」と取り交わした和解内容のひとつ「平成21年度中の救急医療再開」は不可能と確信した。坂本市長の頭を占めていたのは次期参院選への出馬。市民病院にはまったく関心を示さなかったのだ。
平成22年を迎え、和解を反故にされた関根氏は新たな市民団体「再生!!東松山」を設立した。救急医療の再開を訴えることが目的だった。坂本市長の裏切りに怒る竹森氏と関根氏は、竹森氏が市長になるしか救急医療再開の方法がない、という結論に達し、ここで両者が初めて手を握り合うことになった、という。
「病院の給料システムを乱すことの方が問題」
市民の命より給与体系の方が重要なのか?
竹森氏「利権の関根」と決別し再出発を
投書がいう「敵と味方が手を組むなんて、意味不明」の「意味」とは、ひとえに市民病院における救急医療再開のための協力関係であることが「再生!!東松山」側への取材で明らかになった。
「竹森氏は病院時代にすでに医師を確保していた。当時は坂本市長に拒否されたものの、医師の確保チャンネルはいまでも有効だ。だから竹森氏が市長になれば、ただちに救急医療が再開できる。計画ではなく、具体的にすぐに実現することができる」(「再生!!東松山」関係者)
さる6月18日の市議会一般質問では、鈴木健一市議が市長に対し「竹森副参事が確保した医師らをなぜ拒否したのか」と問うた。東松山市が抱える喫緊の問題に対し、鈴木市議がずばり正鵠を射る質問を発したことは大いに評価すべきだ。
この質問に対し市長と病院長が答弁。「1名のスーパードクターの年収が3千万円だったから受け入れを拒否した」「病院の給料システムを乱すことの方が問題だ」と、まるで救急医療が未だに再開できない理由が医師側の給料の問題であるかのように答えたのである。しかも鈴木病院長は、「自分たちの力で医師を増員することは限界だ。市議会議員の皆さんに、医師をご存知の方がいたら紹介してほしい」と答えたのである。こんな人物が病院長など、あきれた始末である。
市民にとって最重要なのは救急医療を含む地域医療の再生であり、市民病院という「箱」の再建ではない。換言すれば市民病院とは、地域医療再生のツールのひとつにすぎない。だが坂本市長はそのことを理解していないし、また理解しようとさえしていない。
「欲まみれの関根と組んでいることが残念」と投書は述べている。「再生!!東松山」側にとって市民病院の救急医療再開とは、市民全体への利益のほかに「何らかの特定のメリット」を生むのだろうか。関根氏らを動かしているのは、本当に「危機感」だけなのか?この点を「再生!!東松山」側に問うと、
「関根会長は不動産業を営んでいるため、竹森候補が市長に当選した暁には利益誘導を期待しているのではないか、と周囲に思われているふしがある。これは竹森候補にとってマイナスだ。したがって関根会長は6月中に辞任し、後任として医師を会長ポストに迎える。すでにその医師も決まっている」
竹森氏は、利権まみれと批判されている関根氏と合意の上で決別し、「竹森かおる後援会」を新たに発足させ再出発を行うという。
「坂本市長はわれわれとの和解条項を守っていない。のみならず市議会はこの事実を追及していない。市長選候補者の1人(森田光一氏)は坂本市長の政策継承を謳っている。不正に満ちた坂本市政を継承して、はたして東松山市はよくなるのだろうか。よくなるはずがないではないか」(関根氏談)
「スーパーコンパニオン遊び」に「立ち小便」!
森田氏よ、東松山市議よ、襟を正せ!
貴殿らの「民度」は最低レベルだ!
市長と市民団体との和解条項を、市長が守っていない……。これだけでも問題である。しかも「市民病院の救急医療再開」という、市民ひとりひとりの生命に直結する重大な内容が守られていないのだ。これに目をつぶる市議、追及しない市議に、市議会議員の資格はない。
東松山市議諸氏の「民度の低さ」は特筆に値する、といっても過言ではない。先月号でお伝えした「ヘッドロック事件」のみならず、本紙がこれまで入手した情報には、書いている本紙自身が恥ずかしくなるようなものもある。以下に列挙してみよう。
* 昨年11月に行われたウォーキングの祭典「第32回日本スリーデーマーチ」にて「東松山市議団」の登り旗を掲げた一団が休憩、メンバーの1人が立ち小便しているところを市民が目撃した。のち市議会の榎本栄議長(当時)に確認したところ、立ち小便したのは岡村行雄市議であると回答。ところが同議員に問い合わせると「私ではない」。再度、榎本議長に確認するとノーコメント。だが議会事務局の小沢局長(当時)は「立ち小便をしていたのは榎田達治議員」と証言した、という(市民からの情報)。
* その榎本議長、東松山市内の不動産業者と大宮にてスーパーコンパニオン遊びの噂。議長の「艶会場」は大宮だけではない、という。「あいつら、こんな遊びしてるんだもんな。まいったよ」(不動産業者)。議長は「仕事の関係でコンパニオンが来たお座敷へ行ったことはあるが、スーパーコンパニオンは知らない」と否定。
* 昨年12月8日、東松山カントリークラブで山口泰明元代議士と麻生太郎元首相がゴルフ。その後、東松山のホテル紫雲閣にて山口元代議士の地盤である10区の婦人部会が開催された。夜は和食店「F川」へ移動しコンパニオンを呼んで宴会。この席に森田光一氏と東松山市内の選ばれた建設業者らが同席していた。先の衆議院議員選挙における前与党惨敗の「戦犯」である麻生元首相を招き、コンパニオンつきの宴会を開くという山口元代議士の政治センスを、森田氏もまた共有しているのだ。山口元代議士も森田氏もいわゆる「祐之輔基盤」。森田氏が坂本市長の政策継承を謳う背景には、旧態依然とした「地盤と利権」があからさまに横たわっている。
そこには、1日も早い救急医療再開を望む市民の姿はない。
8月、新たな市長が決定する。市民病院の救急医療が再開されることを本紙は切に願う。そして市長選後、東松山市民がすべきことは明らかだろう。民度の低い、恥知らずな市議らを一掃しなければならない。■




