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「官製談合」をキッパリと清算せよ!
呆れた川越市指名委員会の“甘い認識”
アトレ地下駐車場を食い物にした談合業者((株)西部綜合サービス)は排除せよ!

川越市役所内で渦巻く“正邪のせめぎ合い”

 本紙インターネット版4月2日及び4月8日付記事で報道したように、川越駅東口地下公共駐車場(アトレ地下駐車場)の管理委託業務をめぐる「官製談合」露呈に起因した第三セクター・川越都市開発(株)の排除によって、川越市が直接執行しようとした同業務のやり直し指名入札(3月23日予定)が「談合情報」のために中止になり、現在、再度の入札実施に向け仕切り直しが行われている。この「談合情報」の中味は、本紙が把握したところでは「談合」の張本人である(株)西部綜合サービス社長・金子正之氏による指名業者への談合働きかけだ。

  本紙は、そもそも「官製談合」露呈に起因したやり直しの指名入札に、異常な高落札率で受注したことで談合の張本人であることが証明されている西部綜合サービスが指名されたこと自体異常であり、これが是正されなければ舟橋ファミリー+談合業者のラインによる犯罪が市役所ぐるみのものに広がるものだと強く批判してきた。そして、本紙が把握した情報に基づき、今回のやり直し指名入札の陰で参加業者のもとを訪ね歩き、協力を依頼した金子正之社長の行状を暴露したのである。

  以上の事態を受けて、川越市は指名入札の中止後、業者からの事情聴取を実施した。その結果が4月10日の川越市指名委員会で報告されたのである。しかし、その報告内容は驚くべきものだった。

「業者から聴取したところによれば、応札の金額等、具体的な数字の話はなかった。故に談合の存在は確認できなかった」

 まったく甘い認識である! 確かに入札をめぐる談合では、業者間に応札数字の調整がファックスやメールでやりとりされることもある。しかし、数字が示されない「阿吽の呼吸」で決まる談合もまた、今日一般的なのだ。

「次の入札では、よろしくお願いしたい」――金子社長は、業者を訪ねてこう述べていたという。(株)西部綜合サービスは、常に予定価格ギリギリで公共事業を落札してきた。この予定価格は、公共工事積算表や過去の駐車場管理業務への市財政支出の実績(いずれも公開資料)を確認すれば、見当はずれでない範囲でどの業者によっても予想できる。

 舟橋市長ファミリーと昵懇な業者が「よろしく」と頼んでくる……これは、件の業者が落札を強く望み、予定価格を上回る札入れをしてくれと言っていることと等しいものであり、逆にこの要請に従わなければ、市長につながる業者と敵対、ひいては市長そのものから睨まれることになる……こういう含みを持つことは明らかではないか。

  10日の指名委員会での報告は、談合業者と舟橋ファミリーの悪あがきが業務を正常なレールに載せようとする行政内の良識派とのせめぎあいを生んでいることを示したものだ。本来なら、ここで(株)西部綜合サービスによる談合画策が明確に認定され、排除されれば一気に巨額な公共駐車場管理委託業務をめぐる不正常な事態は解決されるはずだった。

 しかし、それは「官製談合」の存在を川越市役所が明確に認定したことをも意味するのである。そうなって困るのは、自らの犯罪行為を配下の行政によって証されることになってしまう舟橋功一市長その人……。したがって、市長としては何としても、12年間にわたる(株)西部綜合サービスの業務独占が「官製談合」であった事実をボヤかすため、やり直しの指名入札に仮に落札出来なかったとしても、何としても参加させたいと願っているのだ(一方、長年にわたり悪しき談合に依存して、労を経ずにしての毎年の巨額受注をあてにしてきた(株)西部綜合サービスにとっては、落札出来るかどうかが死活問題であるのだが……)。

 

良識が闇にうち勝つことを期待する

 以上の経過が示すのは、指名委員会にはあいかわらず舟橋ファミリーの息がかかった「闇の勢力」の一員たちが座を占めているということだ。では、この悪あがきで、アトレ地下駐車場管理をめぐる「官製談合」はうやむやにされるのか?

  決してそうはならないだろう、と本紙は期待を込めて断言したい。

  結局、川越市役所内の良識ある幹部、職員たちの取り組みでこの度の指名委員会も「談合は確認できない」としながら、(株)西部綜合サービスによる他業者へのはたらきかけがあったことは否定出来なかった。また、本紙が4月8日付で報道した「中止になった入札をどのように実施するかの結論は、市指名委員会による4月10日予定の裁定で出される」という点では、裁定は出されずに担当部局の手に結論を出すことが委ねられたのである。

  駐車場管理を担当することになった市商工振興課は、直接職員を派遣してアトレ地下駐車場の管理運営について業者を指導監督している。これにより現在、12年間の長きにわたって舟橋ファミリー昵懇の業者=(株)西部綜合サービスに業務独占を許してきた第三セクター・川越都市開発(株)は、公共駐車場管理業務から完全にシャットアウトされている。市担当者の中にある「談合排除」への強い決意を示したものと本紙は評価している。

  今後について、商工振興課によれば、4月24日に再度開かれる指名委員会に於いて、同課が入札をどのように実施するのか提案し承認を得る方向だという。

  良識が闇の勢力=舟橋ファミリーとその追随者・談合業者にうち勝つか、どうか。それは、商工振興課をはじめとする川越市役所内の幹部・職員たちの姿勢にかかっているのだ。

  どうか、市民からの行政に対する信頼回復の第一歩を踏み出すため、関係各位は正しき判断と行動をとられるよう本紙としては期待したい。

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