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arrow【学校乗っ取り・補助金不正受給疑惑】
松村東(専門学校トータルビューティカレッジ川越の「真の所有者」)逮捕さる!
西入間警察署、不動産侵奪罪容疑で

西入間警察署は11日(月)早朝、不動産侵奪罪容疑で松村東容疑者を逮捕した。14日(木)の「登記請求権請求事件」第3回審尋は本人不在のまま行われる予定。

yellowbox 松山・舟橋側が学校所有権証明のチャンスから「逃げた」のは事実
だが「真正な登記の回復」はまだ途上にある

今回の逮捕容疑は不動産侵奪罪。いうまでもなく今後、「学校の所有権」にフォーカスが当たることは必至だ。

同「総合大学」の看板をめぐる経緯として、昨年3月7日に「トータルビューティカレッジ川越」側から全面取下げのあった「看板等仮処分命令申立て事件」がある。

この事件で仮処分命令が発行されると、松村容疑者は直ちに「保全異議申立」で反論。「クリーンハンドの原則」により仮処分命令は無効となり、事件の焦点は「看板をはずすか、はずさないか」という問題から、「学校の現在の登記は川越専門学園となっているが、これは真正なものではないから、真の土地建物所有者である松村東に登記を戻せ」という「登記請求権問題」へと変化した。

だが昨年3月7日、申し立てた側から「看板仮処分申立」が全面取下げされたことによりこの事件は終了。後続していた「保全異議事件」も同時に終了した。

松村容疑者は登記を彼自身に戻す作業を続行。あらためて「登記請求権事件」を川越地裁に提出。紆余曲折を経て現在、さいたま地裁にて審理が継続中である。

事実経緯を簡単に記すと、以下のようになる。

* 松村容疑者、旧・坂戸理容美容専門学校校舎に、同校が自らの所有物である旨を記載した看板を設置。(2006.7.20)

* 同校理事長兼校長を名乗る松山千恵子氏が「松村氏に看板をはずすよう、処分命令してくれ」と裁判所に訴えた(2006.9.29・「仮の地位を定める仮処分命令申立事件」)。
翌年1月、仮処分が確定。

* そこで松村氏は逆に訴えた。「冗談じゃない。もともと私の土地にあった学校(東京高等理容美容専門学校)を勝手に壊し、私が知らない『坂戸理容美容専門学校』を私に無断で建てたのは、あなた方ではないか!」(平成19年(モ)第3008号保全異議事件)

* すると「クリーンハンドの原則」(自ら法を尊重するものだけが法の尊重を要求することができる)により、先の仮処分決定が無効化。学校の所有権を争うべく「平成19年(モ)第3008号保全異議事件」がスタート。さいたま地裁、第1回審尋を2007年3月6日に決定。

* 第1回審尋期日の前日(2007.3.5)、学校側は「仮処分命令申立」を全面取下げ。従って後続していた「保全異議事件」も自動的に終了。
(仮処分確定後の同申立取下げにより、学校側は「再訴禁止」となる)

* 松村容疑者、学校の登記を自らに戻すよう「登記請求権請求」を訴える。現在、審理が継続中(第3回審尋は2008年2月14日)

一瞥しておわかりのとおり「保全異議事件」は、松山・舟橋側(学校側)にとって、自らの所有権存在を証明する絶好のチャンスだったのだ。だが、彼らは第1回審尋期日の前日になって急遽、その前提となった「仮処分命令申立」を全面取り下げした。

学校側が自らの所有権を主張する材料は登記簿謄本のみ(松村容疑者が土地建物を「寄附」したことになっている)。だがこの「寄附」行為そのものが事実ではなく、また不可能であったことを証明する膨大な材料(疎明方法)を、松村容疑者は「保全異議事件」の際、さいたま地裁に提出している。

早い話、松山・舟橋側は所有権争いの場から「しっぽをまいて逃げた」のである。

yellowbox 拙速だった松村容疑者の「看板」
だが、これを契機に大手マスコミの耳目も集中

松山・舟橋側は所有権争いの場から「逃げた」。だからといって現在、松村容疑者が学校の登記を自らのものに戻すよう要求している「登記請求権事件」が終了し、登記が完全に松村容疑者のものとして確定するまでは、旧坂戸理容美容専門学校の所有権は川越専門学園(松山・舟橋側)に存在するのである。決して「審理中は所有権未定」なのではない。

これまで報じてきたとおり、同校土地建物に関し、松山・舟橋側の「所有権主張」を証明する証拠は乏しく、いっぽう松村容疑者側の所有を示す証拠物件は膨大である。

恐らくそのためもあろうか、松村容疑者は「登記請求権請求事件の審理は続行中であるものの、もう結論は決まっている。あの学校は私のものだ」と拙速に考えたがゆえに、同校校舎に立ち入り、「国際松村総合大学」の看板を掲げていた。

なおかつ先の「看板等仮処分命令申立事件」が、申し立てた当事者より全面取下げされたため「看板については彼ら(松山・舟橋側)は二度と再訴できない」と松村容疑者が考えていた……。ありていにいえば「タカをくくっていた」であろうことも否めない。

いうまでもなく「他者が所有する(松山・舟橋側の所有が否定されていない)状態の学校校舎に立ち入り、勝手に看板を付け替え」るのは、その前提として他者の不動産への侵奪行為が伴う。「看板そのものを標的」にすることができなくなった松山・舟橋側にとって、松村容疑者の拙速な行為こそは、まさに幸運だったといえよう。

だが果たして本当に幸運な「つけいる隙」だったのか。「不動産侵奪罪」の可否はともあれ、「学校乗っ取り・補助金不正受給」疑惑にいささかの揺らぎも生じるどころか、今回のケースを契機として、これまで沈黙を守ってきた大手マスコミもまた、この事件に耳目を集中し始めたのだ。

「これは“本物の事件”だ」……3年以上にわたってこの「学校乗っ取り・補助金不正受給」を追及してきた本紙にとっての、偽りなき実感である。埼玉県はいうにおよばず中央政界へも通じる松山・舟橋ファミリーの「権力の闇」に対し、むやみな疑惑や陰謀論を想定しているのではない。「学校乗っ取り」は、100%クロである……換言すれば、「学校乗っ取り」が事実ではないことを証明する材料は、この3年以上もの取材の過程で、一つも見つかっていない。

松村容疑者は今回の事件について「自分の所有物であるため不動産侵奪罪には当たらない」と容疑を否認している。災いは福に転じるか。今後の趨勢から目が離せない。■


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