行政調査新聞社 社主:松本州弘 埼玉県川越市

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「トータルビューティカレッジ川越」に解散命令が迫るなか
「舟橋ファミリーの犯罪=学校乗っ取り」疑惑を
打ち消すためのパフォーマンスか?
川越史上最悪の市長・舟橋功一氏の
「後継者」(息子)が埼玉県議に出馬!
市民を舐めきった舟橋一族の 「呆れ果てた図太い政治屋一家」ぶり!

川越市長の息子・一浩氏が埼玉県議に出馬!
すでに立候補は内定済み!
われわれ川越市民は「あの一族」に、どこまでも馬鹿にされ、ナメられるのか!

舟橋ファミリーにとって、川越市とは何なのか。

93年(平5年)の就任より現在に至る舟橋市政を遡れば、まさに疑惑のオンパレード。先月号の冒頭で、本紙はこう記した。

<この男の周囲は、なぜこうも「疑惑」だらけなのか。舟橋市政施行以後、積もる財政赤字をよそに、古くは尚美学園誘致をめぐる疑惑、計画凍結前の新清掃センターをめぐる巨額の官製談合疑惑、高階公共施設建設をめぐる疑惑……。現在進行形の「トータルビューティカレッジ川越」乗っ取り関与疑惑では刑事告訴の被告となり、市職員公金横領事件をめぐる百条委員会の証人喚問ではのらりくらり。>

そして先月、本紙は新たに浮上した川越市アトレ駐車場をめぐる官製談合疑惑(任期第1期より現在も継続中)について詳しくお伝えした。(株)西部綜合サービスが12年間にわたり6億もの公共事業(アトレ駐車場運営業務委託)を独占している事実とその経緯が示すのは、舟橋市長謹製「官製談合」の、禍々しい疑惑の記録そのものだ。

そんななか、あろうことか舟橋市長の息子、舟橋一浩氏(35)が埼玉県会議員に出馬する、という情報が飛び込んできた。図太いというか何というか。いったい舟橋一族はどこまで川越市民を馬鹿にするのか。われわれ市民はどこまで、この黒いファミリーの好き勝手に甘んじなければならないのか。情けなく、馬鹿らしく、嘆かわしい。

だが、嘆息していても始まらない。舟橋一浩氏出馬の背景を、現在の舟橋市長が置かれた立場から探ってみよう。

「トータルビューティカレッジ川越」に法人解散命令カウントダウン!
いよいよ「疑惑」の全貌が白日のもとに?

舟橋市長にとって事態は、もはや逃げられない地点に来ている。

本紙はこれまで約2年半にわたり、川越市新宿町にある理美容専門学校・トータルビューティカレッジ川越の「乗っ取り疑惑」について詳細に報じてきた。この学校の前身である「東京高等理容美容専門学校」を個人設置した松村東氏から、舟橋市長の義母である松山千恵子氏を中心としたグループが、同校を巧妙に奪い取り、インチキな「学校法人」をでっちあげたのだ。乗っ取りグループには当然、舟橋市長(当時は舟橋功一弁護士)も濃厚に関与している疑いがある。

乗っ取りの事実、そして同校が「準学校法人ではない」ことについては、もう疑いの余地はない。少なくとも平成13年以降の情報公開条例で明るみに出た数々の公文書や公的記録を見る限りは、動かしがたい事実なのである。と同時に、同校が準学校法人として合法的な存在であり、設置者は松山千恵子氏であることを示す公文書は、一切存在していないのだ。

本紙がこの事実を再三にわたり指摘すると、舟橋市長は昨年9月議会の最中、市議会議員会派の各リーダーに「ご連絡」と題した反論文書を配布。この文書に対し松村氏は名誉毀損で舟橋市長を刑事告訴し、西入間警察署はこれを受理した(刑第87号)。愚にもつかない反論を列挙するその最中に、おもわずしっぽを出したわけである。これにより、市長に対する刑事告訴という、血の出るような「切り込み」がついに火蓋を切ったのだ。

学校乗っ取り疑惑追及の大きなテーマの一つに、補助金問題がある。40年間、一度も合法的な存在ではなかった偽の準学校法人……。だがこの学校に対し、長年にわたり補助金が不正に支給され、同校もまた準学校法人として不正に受給してきた。これは同校が学校法人としての資格を何一つ持たないにもかかわらず、「準学校法人」認可同然の状態を継続させてきた、埼玉県行政の行為に「重大かつ明白な瑕疵が存在した」ことを意味する。

「大学、短期大学及び高等専門学校以外の私立学校」に対する法人認可権限を持つのは都道府県知事。したがって「準学校法人」として活動してきたトータルビューティカレッジ川越に対し「法人認可取り消し=解散命令」を下せるのは、上田埼玉県知事である。そして上田知事は解散命令を下さなければならない。「事情を知りつつ」補助金を不正支給してきた歴代知事の最後列に、彼が座っているからだ。
ここまでは、本紙既報の通りである。

そして……いままさにその動きが具体化しているのだ。県庁舎内で着々と進められている解散命令への詳細な動きについては追って報じるとして、解散命令が近づいているとなれば、舟橋ファミリーにとって「解散後」の対策は焦眉の急である。「なぜ解散に至ったのか」、「なぜ行政はこんな『ミス』を犯し放置してきたのか」をあらためて問えば、松山千恵子・舟橋功一両氏のおぞましき犯罪……ある青年の半生を屠り、40年以上も苦しめつづけたおぞましき「犯罪の全貌」もまた、否が応でも白日の下にさらされることになるからだ。

事態はすでに、そこまで迫っているのである。

息子の県議出馬は
「見捨てられた舟橋」の、起死回生のパフォーマンスか?

「トータルビューティカレッジ川越」解散命令が迫っているという事実、そして一浩氏の出馬表明が何を意味しているのかについて、少々探ってみよう。

「トータルビューティカレッジ川越」に対する、来るべき解散命令とは、何を意味するのか。松村東氏の主張がようやく陽の目を見るに至った……と考えることもできよう。だが別の見方も可能だ。抽象的な言い方だが、舟橋市長へ司直の手が及ばないようにする、あるいは市長を追及しないようにする、さまざまな「配慮」が、その動きを止めたのではないのか、という見方だ。つまり舟橋氏は「見捨てられた、あるいは見捨てられつつある」のではないか。

誰に?もちろんその筆頭には「川越市民」がくるだろう。だが、それだけではないのかもしれない。

千恵子氏を中心とした「ファミリー」には、2つの特徴がある。一つは「政治家の家系」であること。
同校「理事長」の父・松永東氏は第一次岸内閣で文部大臣をつとめた、川越の大政治家だった。その娘である千恵子氏は、元埼玉県副知事であり衆議院議員でもあった松山義雄氏と結婚。千恵子氏本人もまた、埼玉初の女性代議士として厚生・郵政政務次官を歴任した。その千恵子氏の娘・浩子氏と結婚したのが、舟橋功一氏である。

もう一つの特徴は「弁護士一族」だ。松永東氏、松山義雄氏、そして松永東氏の養子である松永光氏もまた弁護士資格を持ち、文部・通産・大蔵大臣を歴任した政治家だった。そうした「華麗なる一族」のうち、唯一現役政治家として活動しているのが、他ならぬ弁護士・舟橋功一市長本人である。

松山千恵子氏を中心とし、その父親も係累もみな弁護士、かつ全国的に名の知れた政治家だったという事実……。こうした政治的背景を持つ彼女が「理事長」をつとめているのが、トータルビューティカレッジ川越である。同校が約40年にもわたり非合法的存在であったにもかかわらず、準学校法人同然の扱いを受け補助金が支給されてきたこと、そこに何がしかの「理由」あるいは「配慮」が存在したかもしれない、とは誰にも容易に想像がつくだろう。

だが、昨年末からの大きな変化……。松村東氏の刑事告訴を西入間警察署が受理したこと、そして県庁舎内での「解散命令」へ向かう急速な動き、そして市長本人の健康状態が著しく悪化している、との噂が絶えないことなどを勘案すると、「舟橋氏は見捨てられたのではないか」という見解が一定の説得力を持つことも、また事実なのである。

そう捉えると、息子である舟橋一浩氏の県議出馬の動きが読めるかもしれない。義母が「理事長」を勤めるトータルビューティカレッジ川越への解散命令が近づくなか、家族ぐるみで犯した「学校乗っ取り」に対する、舟橋市長のいわば「パフォーマンス」というわけである。

では、舟橋市長は誰に見捨てられたのか。一浩氏の出馬とは、誰に見捨てられないための、誰に対するパフォーマンスなのか?

司直の手だろうか?違う。息子が出馬したところで松山千恵子・舟橋功一両氏の「乗っ取り疑惑」が消失するわけではない。では新たな話題作りで市民の目をそらそう、とでもいうのか?それも違う。法人解散命令=乗っ取りの全貌が明らかになれば、「あの市長の息子か」と、かえって悪評判が目立つ。解散命令のタイミングによっては当選すらおぼつかないだろう。もし解散命令を回避したいのなら、舟橋市長が「目をそらさせる」べき相手は県知事のはずだ。息子の出馬とは、何の関係もない。

では川越市議らに対してだろうか。それは充分にある。川越を地盤とする政治屋一家・舟橋ファミリーから新たな県議が出れば、川越市議らにとっても有形無形の影響を与えることができるだろう。「新・舟橋県議」を前面に出し、川越市にひきつづき背後から影響力を行使しようというのは、いかにも舟橋功一氏の考えそうなことだ。

それだけではない。「流れるままに - 埼玉初の女性代議士 松山千恵子の軌跡」という、タイトル通り松山千恵子氏の足跡をまとめた書籍がある。そこには浩子夫人の「女帝ぶり」と、一族に頭の上がらない「永遠の居候」、舟橋功一氏の姿が描かれている。この本に目を通すと、もうひとつ、別の「パフォーマンスを見せるべき相手」が、否が応でも浮上する。

松山千恵子氏を中心とした「華麗なる一族」の中で、舟橋功一氏とはいわば「余所者」的存在といえる。国会議員の経験もなく、あったのはただ、弁護士資格のみ。あとは「おのれの才覚」でファミリー内での存在価値を高めるしかない。「学校乗っ取り」に松山千恵子氏が深く関与したのは事実だ。だが、それは彼女の画策だったのだろうか。本紙の考えはノーだ。千恵子氏の政治力があってはじめて実現できる、あの精緻なプロットそのものを考えたのは、誰だったのか。「政治の松山、法律の舟橋」という鮮やかな役割分担、そして一族における舟橋功一弁護士の、脆弱ともいえたはずの位置に想像をたくましくすれば、学校乗っ取りのプロットとは、舟橋功一氏の「家族内出世策」だったのではないか、と思えてならない。そして千恵子氏は、御輿に乗ったのではなかったのか。

さらにいえば、千恵子氏を御輿に乗せた舟橋氏の真の意図とは、「浩子氏の母(千恵子氏)との運命共同体=共犯関係」を作ることだったのかもしれない。そうすれば、一族から「弾かれる」ことはなくなるからだ。

2007年の現在、学校乗っ取りの精緻なプロットは破綻しつつある……。失敗の最も大きな理由は、情報公開条例が施行される時代がやってくることを予測できなかったからだ。
だが松山千恵子氏にしてみれば、いや「華麗なる一族」にしてみれば、そんなことは言い訳にすぎない。舟橋功一氏は「ヘタを打った」ことになる。約40年前では情報公開条例の施行など予測不可能であったとはいえ、現在トータルビューティカレッジ川越に解散命令が下されれば、どうか。あくまで結果論として舟橋功一氏は松山千恵子氏の晩節を汚し、「華麗なる一族」の顔に、大きな泥を塗ることになる。

「そもそもあの人(舟橋功一氏)がこの家に来たから、こんなことになったのよ」……。松山千恵子氏は心の中で、そんな言葉を吐いているのかもしれないではないか。

トータルビューティカレッジ川越への解散命令、そして「乗っ取り」が明らかになれば、舟橋功一氏は確実に、ファミリーでの立場を失うであろうことは想像に難くない。おそらく彼一人が責任を負うことで「尻ぬぐい」をしなければならないだろう。「義母」に累を及ばせることはできないはずだからだ。

舟橋市長本人もすでに73歳。立派な高齢者である。健康を著しく害しているとの情報も絶えない。そんな彼が、解散命令後も「華麗なるファミリー」から放擲されず、最後の存在意義を示せることは何だろう。自らの、政治家としての後継者を残す……少なくとも「残そうとする」パフォーマンスを示すことではないのか。松山千恵子氏と、夫人の浩子氏に対して。

一浩氏の出馬とは、「舟橋功一異常なし」を対外的にアピールするものか。「新・舟橋県議」を前面に出し、市長任期満了後もひきつづき川越市を背後から牛耳ろうとする目論見なのか。さらにはファミリーそのものに対する「余所者」功一氏の、内部からの最後のアピールも含まれているのか。あるいはそのすべてか……。読者諸氏の想像にお任せしたい。

だがいずれにせよ、呆れるほど図太い「政治屋一家」だ。有権者のために働くという選良の本義などみじんもないどころか、有権者をハナから馬鹿にしている態度がありありだ。

市長に物言えぬ川越市議の目は、どこを向いているのだ?
市長が市議会各派に配布した「名誉毀損文書」の真偽を、なぜ誰も問わない?

松山千恵子元厚生政務次官の孫、そして舟橋市長と女帝浩子夫人の長男である一浩氏による、今回の地方統一選に相乗りする形での埼玉県議会議員の立候補ほど、川越市民の良識を逆撫でする行為はない。

彼らは川越市民も、埼玉県民も、馬鹿にしきっているのであろうか。「ファミリー」の保身のためだけに、「ファミリー」を代表する形で舟橋一浩氏が県議選に出馬するのであれば、腹立たしいことこの上ないではないか。、政治悪を忌み嫌う川越市民が有権者として動員され、市民の税金が無駄な気泡のように霧消することを、われわれは許すべきではない。

驚くべきことに、舟橋浩子氏は各市議会議員や自治会に対し電話をかけ、息子・一浩氏の出馬に対し後援依頼を行ったという。市議会議員もナメられたものだが、ナメられるだけの理由も充分にある。

川越市議はみな、舟橋市長にまつわる疑惑の数々を知っている。だが市議のなかで、「学校乗っ取り」や本紙が報じた官製談合に関する真偽を、議会にて舟橋市長に糺したものがいただろうか。議員らはプライベートな話、いわば裏話として「松山・舟橋親子はひどい奴らだ」とひそひそ罵りあっている。だが真っ正面から舟橋市長に諫言した者が、市議会議員のあいだに、果たして何人いたのか。ゼロである。

舟橋市長が刑事告訴された原因となった「言い訳文書」……。これまで何度も記したとおり、舟橋市長は昨年9月議会の最中、市議会議員会派の各リーダーに、あの「ご連絡」文書を配布したのだ。
警察はその文書の内容を調査した上で、名誉毀損に相当すると判断し、刑事告訴を受理した。つまり市長は、公人としての市長の名義と、ご丁寧に「弁護士」とまで表記した上で、議会開催中に議員らに「他人の名誉を毀損する恐れが充分にある」と警察が判断するような、とんでもない文書をばらまいたのである。これは本来なら、無視できない問題であるはずだ。

だが今日まで、あの名誉毀損文書の内容について、あるいは名誉毀損文書を配布した行為そのものについて、川越市議の誰一人として、市長を糺したものはいない。
市議諸君はトロいのか。あるいは市長を怒らせたくないのか……。いずれにせよ、だからこそ川越市議は「舟橋ファミリー」にナメられっぱなしなのだ。

川越市にいまの共産党議員は必要なし

市議の一人一人が、有権者である市民の意志を負託していながら、舟橋市長に面と向かって事の真偽を質すことすら出来ず、県の動き・司法の動きを待っているという、実に情けない状態こそが現在の川越市議会だ。

なかでも共産党のみっともなさは顕著だ。日頃から「金権腐敗の追及」を謳い、「清潔な党」を以て自ら任じる共産党が、あろうことか舟橋市長の屁護の役割に回り、川越市職員の使い込み事件では中原議員らの提起した百条委員会結成に反対したのである。

舟橋市長の背景に広がる政治家一族の威光に「ビビっている」のかどうかはともかく、市議らはいま一度、「川越市民有権者のために働かせてもらうのだ」という意識を、常に議員活動の中心に据えて活動してもらわなければならない。

もし「政治屋一族」の主権回復パフォーマンスのために働く市議会議員が存在するならば、その議員を川越市民は許してはならない。決して市議選で当選させてはならない。舟橋市長とは、行政の首長たる力量もなければ、政治家としての資格もない人物。川越市民にとって、期待を足元から覆した人物に過ぎないのだ。自ら登る木を揺すっては、地上に転落した男なのだ。

しかし、ひょっとしたら舟橋功一という人物は、何ともおめでたい男なのかもしれない。彼自身の頭の中には、昔日の栄光が今もなお川越市民の頭上に輝いている、という思いこみがあるのだろうか。だからこそ息子を本気になって県議に出馬させるという、無謀とも、川越市民に対する挑戦ともいえる行為をとるのだろうか。

「松山・舟橋親子」の餌食となり学校を乗っ取られ、40年間の歳月をただ一人で闘い続けてきた一個の人間の苦渋の半生に光を与えるためにも、川越市が彼ら政治屋ファミリーの集票の餌場であってはならない。■

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