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「ラブホテル反対運動」の中で女性議員をホテルに誘う
あきれたセクハラ町議会議員 川瀬雅喜氏
支持者を使って被害者を恫喝!(愛知県・東郷町)

 愛知県東郷町では、8月27日投票で町長選挙が行われる。その町長選挙に出馬を表明している人物に、とんでもないセクハラ議員がいた。町議会議員一期目の川瀬雅喜氏(66)である。

 川瀬議員は、この間、「町財政の健全化」などを掲げて活動し、併せて町民の過半数に匹敵する約20,000名の反対署名を集め大きな盛り上がりを見せた東郷町春木中ノ杁のラブホテル反対運動に参加してきた。

 「よく活動報告を出すまじめな議員」との評判もあり、ラブホテル反対運動の進展で自分に対する“追い風”を感じてか、来る町長選挙に出馬を表明したようだ(6月22日付「中日新聞」記事)。「中日新聞」記事のコピーを掲載した自身の「議員活動報告」(06/7)で川瀬議員は「私は、町政に一層危機感が募り『住民のための行政確立』の決意を固めました」と述べている。

 誠に“高邁な決意”とはいえよう。しかし、この出馬表明の裏で川瀬議員は支持者たちと共謀してとんでもない恫喝行為を繰り広げていたのだ。

支持者の連名で送った女性議員宛の「公開質問状」

 市民派の女性議員として東郷町議会で活動する若園ひでこ氏の許へ届いた6月5日付けの「公開質問状」は、3名の住民が連名し押印したものだった。同議員や川瀬議員らが協力していたラブホテル反対運動組織、「ラブホテルを考える会」代表の上脇眞一氏、「川瀬まさき後援会」会長の森哲男氏、「川瀬まさき後援会」事務長の井俣憲治氏の3名である。

 内容は、次のようなものだ。

若園秀子殿

公開質問状(事実無根風説の流布について)

平成18年6月5日
上脇 眞一  印
井俣 憲治  印
森  哲男  印
(文書担当 森 哲男)

 首夏の候、貴殿益々ご活躍のことと存じます。

 早速ながら首題の件、東郷町在住の複数の方々より、私達に関する悪意に満ちた風説が流れているとの情報が入っております。

 その内容は、少なくとも本信の発信者である「ラブホテルを考える会」構成員三名が貴殿に対し「セクハラ発言若しくは行為をした」と言うものであります。

 この風説の発信源は全て貴殿であることの確認と、貴殿より直接聞いた複数の方々の特定も完了しております。

 しかしながら私達には全く身に覚えの無いことであり、大いに困惑しており、この風説の具体的根拠についてお尋ねするものであります。

 ついては来る平成18年6月12日までに文書にてご回答頂くようお願いいたします。

 なお、本公開質問状に対する貴殿の対応によっては東郷町住民に広くお知らせすることは勿論のこと、「名誉毀損」で告訴することも視野に本状を発信するものであります。

草々

 「公開質問状」を受け取った若園議員は、驚いた。やがて、ふつふつと怒りが湧き起こってきたという。

 「すぐに彼らの意図がわかりました。かつて反対運動の会議席上で起きたセクハラ事件を表面化させないため、私の口封じをしようとしたのです」(若園議員)

 それにしても、乱暴な「公開質問状」ではある。相手による“事実無根の風説流布”を「発信源は全て貴殿であることの確認と、貴殿より直接聞いた複数の方々の特定も完了しております」とのそれこそ“風説”のような根拠薄弱な言説で“断罪”し、「東郷町住民に広くお知らせする」ことや「名誉毀損」で告訴することなどをちらつかせる。これは、「公開質問状」などというものではなく、文書による恫喝そのものだ。

 しかし、国会議員の秘書経験を含め長い政治経験のある若園議員は、この程度の恫喝に屈するものではなかった。6月9日付の回答書で若園議員は、公開質問状の内容が「とても心外」であること、「悪意に満ちた風説」がどんなもので「貴殿より直接聞いた複数の方々」とは誰のことか明らかにするよう求めた。

 しかし、その後、またも三名連記の「ご確認」なる文書で川瀬議員の支持者たちは「貴殿が本件風説の発信源であることを否定されるか否かを再度確認いたしたく」と、意味不明の言説を並べ立てて若園議員に送りつけ、更に住民向けの「ご存じでしたか」と題した若園議員誹謗文書を同封して「対応如何で配布する」と恫喝を繰り返してきた。

「ここまで攻撃をエスカレートするなら、もう許すことはできません。不当な圧力と断乎たたかいます」

 若園議員は、こうした決意の下、小紙の取材に応じたのである。町長選挙出馬を表明した川瀬議員の支持者たちが敢えて「公開質問状」で持ち出し、封じ込めることを切望するセクハラ問題とは何か。

通常、セクシャルハラスメントが起きて対応が求められた場合、被害者が名乗りを上げてその内容を明らかにすることはない。それは、犯罪というよりは男女の差別が解消に向う社会の進展の中で、一種の“病理現象”として発生するものだからで、犯罪取締や行政処分的な対応がそぐわないものであるからだ。

しかし、加害者側がセクハラの事実を隠蔽するために被害者を恫喝して口封じを図るなら、これは許されざる犯罪への道を開くことになりかねない。女性の声をも代表する公職にある者として、泥をかぶる決意で若園議員は次のような川瀬議員らによるセクシャルハラスメント言動の事実を小紙に明らかにした。

「僕と一緒に(ホテルへ)行こう!」=川瀬議員のセクハラ発言

 川瀬議員による若園議員へのセクハラは、平成15年12月27日に弁護士事務所で開かれた反対運動の打ち合わせの場で起きた。件のラブホテル経営者が住民の反対や町当局からの要求を全く無視し、本来ラブホテル経営の根拠法規である風俗営業法によらず「旅客用の宿泊施設」と強弁して旅館業法で営業開始をゴリ押ししているのに対し、「何とか歯止めがかけられないか」と、反対運動メンバーや議員らで相談している最中のことだった。

「ホテル内部の写真を証拠にできれば」と担当弁護士が発言したのを端緒に、川瀬議員が口火を切る形で次のようなやりとりが繰り広げられたのである。

「ラブホテルへ君が行け!」(川瀬議員)
「金ならやるで(やるから)、行け!」(上脇氏)
「何で私が行かなければならないのか」(若園議員)
「ならば、僕と一緒に行こう!」(川瀬議員)
「スキャンダルになりますよ!」(若園議員)
「一宮だから、誰も見ていないよ。大丈夫!」(川瀬議員)

 「ラブホテルを考える会」代表の上脇氏も尻馬に乗っての執拗なセクハラ言動だ(同氏はこの7月、これまた森哲男、井俣憲治の両氏と連名で「東郷町の皆様へ 『ラブホテル裁判』名古屋高裁でも勝訴 それなのに石川伸作町長は…」と題した文書を配布し、「ラブホテル問題は石川伸作町長では解決しない」「東郷町長には、真に住民のために尽力する新しい人に担って頂くよう、新たな道を切り開きたい、と強く思います」として、同じ文書で議会質疑を引用した「川瀬まさき議員」への支持を事実上、表明している)。

若園議員は、この日の出来事を悔しい心情と共に、克明に手帳の日程表の中に記録していた。驚くべきことに何を勘違いしてか、会議の翌々日から二日間、川瀬議員は執拗に若園議員に電話をかけ続け(25回以上)、あまつさえ自宅に押しかけすらしたが、これについても日時を含めて克明に手帳に書き込まれている(こうした記録は、セクハラ等をめぐる訴訟では有力な証拠として評価されるものだ)。

公開質問書に回答せず、逃げ回る川瀬議員と支持者たち

川瀬議員や支持者たちによる若園議員に対する恫喝、並びにセクハラ言動の実態を知った小紙は、その事実についての認識を問うため川瀬議員宛に別項の公開質問書「貴殿の同僚議員に対するセクシャルハラスメント及び支持者らによる恫喝行為についての真意と責任を糾す」を送達し、支持者3氏にも届けた。

しかし、回答期日になっても一向に返事が来ないので、電話しあるいは訪問取材で見解を問うた。自宅に小紙からの電話を受けた川瀬議員は、支持者宅から電話をかけなおし(着信番号が自宅のものとは異なった)、「公開質問書はあまりに一方的で、私への中傷ばかり」「宛先不明の怪文書なので(町議会事務局気付で郵送したのだが?)、町議会議長のところへ持っていった」「愛知県警の“知能犯課”に相談した」「若園議員への公開質問状など、私に関係ない」など、まともな答えをしなかった。小紙記者が「中傷だというなら、お会いして話を聞かせてくれませんか」と面談を提案すると、「個別に会うつもりはない」とはき捨て、一方的に電話を切られてしまった。

尚、電話取材(7月20日)の翌日、小紙取材団が川瀬議員と支持者3氏の自宅を訪れたところ、川瀬議員宅は昼間から雨戸をピッタリ閉めた留守状態だった。また、3氏のうち川瀬後援会長の森哲男氏のみが在宅しており、記者らに対して「昨日言ったように、取材は受けない。出て行け!」とけんもほろろの対応だった(前日、小紙記者に電話してきて「取材は受けない」旨を言ってきたのは川瀬議員であり、森氏ではない。ということは、前日、川瀬議員は森氏のところから電話してきたということであろう。「公開質問状など、私に関係ない」といいつつ、何たる一体ぶりであることか!)。

 実名連記で「公開質問状」を発して女性議員を恫喝するという“蛮勇”をふるった川瀬議員の支持者たち(特に「初心者のための株式教室」なるものを公共施設「いこまい館」で主催する自称「東証一部上場の金融・証券会社に勤務」した経歴を持つ井俣憲治氏が「法律のエキスパート」として一連の恫喝行為組み立てを主導したようだ)には、結局電話でも居留守を使ったり、自宅から姿をくらまして逃げ回ったりで小紙にまともに相対する者はなかった。正に“術に溺れる者は術にて滅ぶ”を地で行くような展開だ。

  政治家には、「連座制」が適用される。後援会長(森氏)、後援会事務長(井俣氏)、公にする文書で当該政治家の支持を表明しながらそれを不特定の住民に呼びかける者(上脇氏)が連名して為した行いの責任は、あげてこれらを結ぶ中心にある川瀬雅喜氏も負わなければならない。

小紙は、川瀬氏が恥知らずにも町長選挙に出馬することはおろか、これ以上、町議会議員の地位にあることも許されないと確信する。尚、川瀬議員と支持者らが現在、電話や配布文書等で展開している町長選挙に向けた違法な事前運動ばりの行動は、警察当局も注目しているようだ。

(愛知支局)

※後記「公開質問書」を参照のこと

東郷町議会議員 川瀬雅喜殿

「貴殿の同僚議員に対するセクシャルハラスメント
及び支持者らによる恫喝行為についての真意と責任を糾す」

公  開  質  問  書

平成十八年七月七日

行政調査新聞社
社主 松本州弘
愛知支局長 八百谷直司
〒四五八―〇〇〇三
名古屋市緑区黒沢台一丁目一〇七−二〇五
TEL・FAX〇五二(八七八)三四八九

【主旨】

地方議員、あるいは国会議員であるかを問わず、高い品格を具有することは有権者の代表として必須の要件であることは論を待たない。

小紙は長年にわたり、市井における大衆の視点で地方行政を見つめ、行政機関及び住民の代表たる議員が公としての本義を裏切らず、職務に精励し住民生活の安定と福祉向上に向き合っているか否かを検証・報道し、仮に権力濫用による横暴や不当な私益追求を見出した場合、徹底的な批判と矯正のための運動を展開してきた。既にインターネット版は百数十万の読者を得、時に国政問題に至るまでの提言や不法行為追及で実を挙げて全国的にも不動の地位を占めたと自負するところである。

小紙は以上の活動を繰り広げる中で、各地方に協力ネットワークを構築し有為の住民から行政関係者、地元業者、更には議員の方々の日常的な取材協力をいただいている。最近も愛知県に係る諸問題について、様々な視点から取り上げてきた。

こうした中で、貴殿の近年における言動や貴殿の支持者が展開する行為について、政治家にとって許されない著しく品格に欠ける問題、道義的に看過できない不法性を小紙は見出すに至った。それは、貴殿の同僚たる女性議員、若園秀子氏に対する品性のかけらもないセクシャルハラスメント発言と「公開質問書」と称する文書による貴殿支持者らによる恫喝行為だ。

  以下、貴殿と支持者(後援会長たる森哲男氏の他、上脇眞一、事務局長、井俣憲治の各氏)らによる所行について、小紙が取材で把握した概要を示す。

◎「ラブホテル反対運動」打ち合わせ会議でのセクハラ言動

 貴殿は若園議員が周辺住民と共に繰り広げた風俗営業法に基づかない“法の網の目くぐり”のラブホテル開業に反対する運動に協力する立場であったが、平成十五年十二月二十七日の午後五時から名古屋市西区に所在する籠橋隆明弁護士事務所で開催された反対派住民と弁護士を交えての打ち合わせの場において、信じがたいセクハラ言動を若園議員に浴びせ、貴殿支持者らはあろうことかそれに同調していたという。

 件の経緯は、ラブホテル側の「旅館業法に基づく宿泊施設だ」との主張に対する反証のため、ラブホテル内部の写真が必要だとの提起が弁護士からあった際、貴殿は若園議員に対し「ラブホテルへ君が行け!」との発言を浴びせたことに端を発した。この発言を受け、上脇氏は「金ならやるで(やるから)、行け!」と尻馬に乗って発言し「何で私が行かなければならないのか」と反論する若園氏に信じがたい侮辱を繰り返した。

 以上の発言だけでも、男女雇用機会均等法等の法的見地でのセクシャルハラスメントに抵触することが明白だが、貴殿は更に次のようなくだりのやりとりを若園氏にしかけ、執拗にセクハラ言動を繰り返した。

「ならば、僕と一緒に行こう!」(川瀬議員)
「スキャンダルになりますよ!」(若園議員)
「一宮だから、誰も見ていないよ。大丈夫!」(川瀬議員)

 これが“選良”たる議員の発言なのだろうか。これらのやりとりを知るにつけ、小紙は貴殿と支持者グループに対して開いた口が塞がらない思いである。

 しかし、貴殿のセクハラ行為はこれにとどまるものではなかった。

 この会合の翌々日(平成十五年十二月二十九日)、午後二時頃から八時頃までの間に貴殿は若園氏の携帯電話に十三回にわたって電話をかけ、たまりかねた若園氏が携帯電源を切っておくと更に翌十二月三十日には午前十時頃と午後四時頃の二回にわたって若園氏の自宅に電話をした。自宅への電話はその後十回以上にわたり、更に自宅に直接押しかけることまでした。

年末の忙しい時期、貴殿はいかなる感情を持ってこのような行為を若園議員に対して行ったのか。これでは、ストーカー行為に他ならないではないか。六十代も半ばの分別ある大人の男、しかも議員がやる行いと言えるものではない。

小紙は貴殿が以上のような異常行為を繰り広げる背景の一端として、次のような事実をつかんだ。それは貴殿が他の市町の議員に対して、「若園には手を出すな」と第三者が聞けば、自分の女だと誤解を招きかねない発言をしていたことだ。貴殿からこうした発言を受けた当該議員は、若園氏に対して「あなたは、川瀬議員とどのような関係があるのか。気をつけた方がいい」と忠告している。

いかなる“自信”に裏打ちされているのか小紙には測りかねるが、法律を扱う弁護士事務所において複数の人間の面前で公然たるセクハラ言動をして同僚女性議員を侮辱し、更に他市町の議員にまでかかる発言をするような貴殿の行為は、議員たる資格以前の問題といわざるを得ない。

◎ 貴殿支持者らによる文書を使っての恫喝行為

 先般、貴殿はこの八月に実施される東郷町長選挙への出馬を表明され、新聞でも報道された。前記した事実を知る小紙にとっては、「何を笑止な」との思いである。

 しかし、貴殿と支持者らにとっては“真剣事”なのであろう。町長選挙を目前に控えたこの段階に至り、若園議員に対するある種の“口止め”が必要と認識したことと推察する。その証拠が、貴殿支持者三名による次のような若園議員宛「公開質問状」だ。

若園秀子殿

公開質問状(事実無根風説の流布について)

平成十八年六月五日
上脇 眞一  印
井俣 憲治  印
森  哲男  印
(文書担当 森 哲男)

 首夏の候、貴殿益々ご活躍のことと存じます。

 早速ながら首題の件、東郷町在住の複数の方々より、私達に関する悪意に満ちた風説が流れているとの情報が入っております。

 その内容は、少なくとも本信の発信者である「ラブホテルを考える会」構成員三名が貴殿に対し「セクハラ発言若しくは行為をした」と言うものであります。

 この風説の発信源は全て貴殿であることの確認と、貴殿より直接聞いた複数の方々の特定も完了しております。

 しかしながら私達には全く身に覚えの無いことであり、大いに困惑しており、この風説の具体的根拠についてお尋ねするものであります。

 ついては来る平成十八年六月十二日までに文書にてご回答頂くようお願いいたします。

 なお、本公開質問状に対する貴殿の対応によっては東郷町住民に広くお知らせすることは勿論のこと、「名誉毀損」で告訴することも視野に本状を発信するものであります。

草々

 全く笑止な「公開質問状」である。“選良”として公職にある議員にとって“名”が大事なことは言うまでもない。その“名”を傷つけることにつながる「名誉毀損」という“罪状”を具体的に挙げ、「告訴することも視野」と言辞を弄して圧力をかける。これを世では恫喝と言う。

「私達には全く身に覚えの無い」という下りには、ただ笑うしかない。もちろん“セクハラの主人公”は前記したが如く川瀬雅喜議員その人であるが、自らも“名”を大事とする公職の身にあっては、この「公開質問状」に名を連ねるべくもない。貴殿の行為は、何と卑怯千万なことか。

 この貴殿の行為を除いたとしても、貴殿のセクハラ的言動に付和雷同した上脇、森両氏が「身に覚えの無い」と虚勢を張るのは、はなはだ滑稽である。このような「公開質問状」で打って出たなら、堂々と提訴でも何でもして事実の真偽について争えばいい。自治体首長や国会議員などの要職にある者が次々に失脚することにつながっている近年のセクハラ問題処理の動向を知る者には、加害者が被害者を更なる「二次的被害」に追い込むようなかかる言動は、正に「火中に飛び入る虫」の愚行そのものだ。

  この「公開質問状」に対し、若園議員は次のような回答書を提出した。

平成十八年六月九日
上脇 眞一様
井俣 憲治様
森  哲男様

若園ひでこ 印

皆様からの公開質問状について

拝復 皆様におかれましては、益々ご健勝のことと存じます。また、日頃、東郷町の住環境を守るためのご尽力、お疲れ様でございます。

さて、平成十八年六月五日付けの皆様からの公開質問状を拝読させて頂きましたところ、とても心外に思いましたので、以下の二点について、お教え頂きたいと存じます。

@ 悪意に満ちた風説、皆様が「セクハラ発言若しくは行為をした」とは、どんな発言で、どんな行為のことなのでしょうか。

A 「貴殿より直接聞いた複数の方々」の複数の方々とは、どちらのどこの方々のことなのでしょうか。

どうぞ、よろしくお願い致します。

敬具

 若園議員にとっては、三氏による「公開質問状」が誠に不躾なもので心外に感じたであろうことは無理もない。自身が貴殿やその取り巻きたちからセクハラ被害を受けながら「風説を流布」などと難癖をつけられるのは、二重三重に心情を踏みにじられたと感じるのが当然だからだ。

 しかし、この感情を最低限に抑制した回答書に対して貴殿支持者らは思うような言質をとれないことに焦ってか、更に「ご確認」と称した文書を若園氏に送りつけてきた。

若園秀子殿

ご確認

平成十八年六月十六日
上脇 眞一  印
井俣 憲治  印
森  哲男  印
(文書担当 森 )

 弊公開質問状に対し早々にご返事を賜り御礼申し上げます。

 早速ながら貴返信の件、弊公開質問状の内容、即ち貴殿が本件風説の発信源であることが「心外」であるとのご返事です。

 これの意味するところは、貴殿が本件風説の発信源であることを固く否定されたことであると解釈いたします。

 また、貴信下欄に記載された二項にわたる質問内容は、貴殿発信の風説が当方の耳に入ったことを訝っておられる様子を如実に物語っているように見えますがいかがでしょうか?

 前信にてお伝えしたとおり、本件風説の発信源が貴殿であること、および貴殿より直接聞いた複数の方々の特定が完了して証拠が整っており、もし貴殿がご自身が発信源であることを頑なに否定されるなら、貴殿の虚言を広く東郷町住民に公表すると同時に告訴の準備に着手することとし、この過程で貴ご質問に対するご返事をさせていただく所存であります。

 つきましては、貴殿が本件風説の発信源であることを否定されるか否かを再度確認いたしたく本信を発信いたします。

 ご返事は来る六月二十三日までに、文書にていただくようお願いいたします。

草々

 これも誠に笑止な文面だ。若園氏が「本件風説の発信源」であることを認めさせることにこれほどこだわることに、いかなる意味があるのか。「発信源」以前にセクハラ行為そのものを惹起した貴殿をはじめ、貴殿支持者らの行動があって初めて問題になる事案である。もし、真剣に「名誉毀損」にかかる「告訴の準備」をしているなら、自分たちの行為の可否が法廷における最大の争点になることに書面に連名した諸氏は思いが至らないのであろうか。

 「本件風説」などと、弁護士作成書面のモノマネを散りばめながら中身の空疎なこれら書面が一貫して狙っているのは、「貴殿の対応によっては東郷町住民に広くお知らせすることは勿論のこと、『名誉毀損』で告訴する」「貴殿の虚言を広く東郷町住民に公表すると同時に告訴の準備に着手する」などの言辞を弄しながら有権者の意思を託されて選出された議員を恫喝し圧力を加えることのみだ。

 小紙の取材に対し、若園議員は「相手が望むなら、堂々とどこに出てもたたかう決意」と述べている。小紙としても、このような“選良”とそれを支持した有権者を愚弄するような貴殿支持者の恫喝行為に怒りを禁じえない。

 前記したように、これら一連の動きは貴殿の異常な品性のないセクシャルハラスメントが起点となったものであり、同時に貴殿の政治的後援者たちが厚顔にも名を晒して公然と不法行為を展開したものである点から、貴殿の重大な政治的責任が問われているといわざるを得ない。

 以上、例示した概要から小紙は貴殿が来る東郷町長選挙に出馬することはおろか、町議会議員の席を温めることすら許されるものではないと考える。そこで、貴殿に対して、左記の点を質し真意を問うこととする。

 回答は本質問書送達の後、一週間以内に小紙愛知支局まで寄せられたい。

 
【質問事項】

一、 貴殿は直ちに自らのセクシャルハラスメント行為について全容を明らかにし、若園秀子議員並びに東郷町住民に謝罪すべき、と考えるが、どうか

二、 貴殿は住民が首長を選出する神聖な場を汚さぬため、直ちに町長選挙出馬を辞退し、併せて町議会議員を辞職し自らの政治責任を明確にすべきと考えるが、どうか

以 上


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