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犯罪集団・華信の終焉
「振り逃げ」態勢に入った大橋利一郎と華信の最新情報
華信という法人格を仮面にしながら詐欺を重ねてきた大橋利一郎が、ついに「振り逃げ」態勢に入っていることが、本紙の調査で判明した。
本紙既報の通り、側近の華信幹部らとタイで逃亡生活を送っている大橋利一郎は、タイの各政府関係者からも警戒され「要注意人物」として手配書まで出回っている始末である。
大橋ら華信は、これまでコンゴや中国で行ってきた方法と同じく、同国の政府関係者などに強引に接触し、そこで撮影した写真を一方的に「協力関係が実在する証拠」として資料化した上で、日本での華信会員を中心に新たな「カネ作り」の道具にしようと画策してきた。
しかし、すでに政府間レベルで問題視されていた華信は、タイ政府関係者と日本政府関係者との連携によって動きを封じられた。窮した大橋利一郎はタイでの滞在を延期するために、なんと現地タイ人女性(日本語を話すため通訳も兼ねている)と結婚している。
そんな中、華信の会報誌「華々人々」3月7日号に以下の「会長コメント」が掲載された。
「会長は、「お前たちが場所を壊した!」「糞も味噌も一緒にした!」「徳も取れない。乗ることもできない。もらうことも出来ない!」とおっしゃいました。本当にその通りです。(中略)「俺にはもう会えない!」「ラストチャンスだ!」とおっしゃいました。本当にそのとおりです。本来は会ってお話できるような方ではないのですから…。(中略)差別区別をしない会長だからこそ、期間限定で自分たちの目線まで降りてきて教えてくださり、なおかつ、親にまでなってくださったのです。本当にラストチャンス!会長にお会いするためには、それに値する人間にならなければ、もう二度と親である会長にお会いすることはできないでしょう。」
これは何を意味するコメントなのか。本紙が掴んでいる事実関係と合わせると、これは大橋利一郎がすべてを会員の責任にしながら、これまで会員たちから集めたカネを持ち逃げして身を隠す口実だと判るのである。
現在、タイに潜伏中の大橋の手元(多くはタイ国内の銀行口座に預金)には数億円の現金があるといわれている。勿論、それは華信会員たちから騙し取ったものである。300万円もあれば家一軒が買えるタイで、数億円という現金はその後の一生を充分贅沢に過ごせる資金となる。
大橋利一郎には、まだまだ野心があった。しかし、国際的に狭められた華信への包囲網に動きを封じられた大橋は、ここにきて方針を転換。ほとぼりが冷めるまで自分が身を引く仕草を見せることにしたのだ。しかも、すべてを「会長の偉大な指導に応えられなかった会員たち」の責任にして、「振り逃げ」を正当化しようとしているのである。
簡単に言えば、大橋利一郎は、これまでに会員たちから集めた巨額のカネを独りで持ち逃げしたということだ。これまでの大橋利一郎の「犯歴」を振り返れば、もともと大橋利一郎は、最後の「落としどころ」として、この結末で逃げ切る手を華信発足当初から企んでいたと見てもいいだろう。「みんなに儲けさせてやれ」が得意のフレーズだった大橋利一郎は、ここにきて完全に馬脚を現したのである。
華信の「代替わり」?
洗脳が解けない会員がいる限り、いつまでも続く詐欺行為
しかし、華信で甘い汁を吸っている犯罪者は大橋利一郎だけではない。華信幹部と称する連中は、いまだに華信の狂信的会員たちを操作して、相変わらず架空の事業計画によるカネ集めを試みているのである。その筆頭は華信幹部・高垣和之である。高垣を首謀者とした華信幹部会員らは「華信の事業を進める会」を結成、被害者の多くが法的措置の準備を始めている現況下で、まだ洗脳が解けない会員らを相手に、どこまでもカネを搾り取ろうと、なりふり構わぬ「営業」を展開している。ここに本紙が入手した、呆れるほど幼稚な「事業計画書」がある。
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コンゴでの事業がまったくの架空であったことは、当のコンゴ共和国政府から日本に返信された公式回答にも明らかになったことだが、高垣らは同様の架空利権で新たな「事業資金」を集めようとしているのである。
この「事業計画書」では
「鉱石の売買にはライセンスが必要なので、現在中古車販売事業で協力体制にある、アルバート・ムケンジ氏の親族の方(すみません名前を忘れました)が、ライセンスを有しており、彼の資格を利用しての売買になります。」
などと、稚拙を通り越して、子供の空想のごとき内容があたかも実現可能な根拠であるかのように語られており、これを真剣に事業として成立さえ得ると信じているならば、最早、高垣らは確信犯的犯罪者というより狂人といってもいいのではないか。
本紙がこれまでも報じているように、そもそも華信によるコンゴでの中古車事業は機能していない上に、コンゴと日本の政府担当者レベルで華信と大橋利一郎の存在自体が完全にマークされている。だからこそ大橋はタイに隠遁しているのである。
華信残党幹部は、ここに目をつけた。
高垣らは、事実上機能しなくなった大橋体制の形骸化した会員ネットワークだけを利用して、新たな「事業」でカネを作ろうと必死である。華信はすでに内部分裂の様相を呈しており、華信内部の各派閥がそれぞれの利権を巡って暗躍している。
各派閥においても大橋利一郎の「ご指導」が引用され利用されているのだが、実際は、高垣ら残党幹部たちが象徴としての大橋利一郎の存在を道具立てに使いながら、自分たちの利益を貪ろうとしているのである。
中国では大橋利一郎の巻き添えで中国マフィア摘発の動き!
その復讐の手は華信にも向かう?
だが、華信を取り巻く状況は、当の華信残党幹部や洗脳が解けない会員たちの想像以上に厳しいものとなっている。コンゴに次いで、華信の架空事業の舞台とされた中国では昨年から、大橋利一郎を摘発する準備に入っていた。
その動きを察知した大橋は、カンボジア在住のタイ政府要人に近い人物を買収し華僑ルートでタイに逃がれた。メンツを潰された中国公安当局では、華信に関係した人間を調査した上、華信に協力していた所謂、中国マフィアのメンバーたち(特に大橋が潜伏していた上海一帯の新興マフィア)を、これを機会に徹底的に取り締まる方針を固めた。
中国当局による不穏分子の殲滅作戦である。
言うなれば中国裏社会は、華信と大橋利一郎の巻き添えで、組織全体の存続の危機に直面してしまった。もしも、このまま中国犯罪組織が追い込まれることになれば、当然、中国裏社会の意識は大橋利一郎と華信残党への復讐に向かうであろうことは想像に難くない。
ましてや「義」が重要視される中国で「自分の利益のために中国人社会を利用するだけ利用してタイに逃れた大橋を、そのまま黙認するとは思えない」と中国事情に詳しい報道関係者も警告する。
華僑経済が母体のタイは勿論、中国裏社会のネットワークは日本にも深く根を張ると言われている。高垣ら華信残党幹部は、大橋利一郎の猿真似で新たな利権を手に出来ると事態を楽観している節が窺えるが、実は各国警察当局と裏社会という両側から狙われる状況になっているのだ。
いまも華信の洗脳が解けないまま残党幹部に関係している会員たちも、いつこれらの危険な内紛に巻き込まれるかもしれないのである。
当然、事件の深刻化を未然に防ぐ意味でも、日本の警察当局による華信摘発も具体化する。
華信という名の犯罪船団は、いまやインドシナ海域を彷徨う幽霊船のごとく終焉の時を迎えている。冒頭に引用した大橋利一郎の会員向けのコメント「ラスト・チャンス」とは、皮肉にも沈没する華信から離脱する最後のチャンスだと読み取るべきではないか。
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