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謎の奇病「SARS」とは?
米英軍によるイラク攻撃がいよいよ首都バグダッド市内に展開され、戦後処理が話題になり始めたと同時に、中東情勢も緊迫の度を強めている。いっぽう北朝鮮情勢も水面下で極度に不安定化しており、今後の世界情勢はなお混沌といった感じだ。こうしたなか、ラムズフェルド米国防長官が近々、訪日するとの情報が流れてきた。この情報はまだ正確なものではないが、「北朝鮮の処理に関する話し合いのために訪日」と伝えられる。
北東アジアに危険な兆候が出始めたこの時期、思いもかけぬ不思議な奇病が広まり始めている。「重症急性呼吸器症候群=SARS」あるいは簡単に「新型肺炎」と呼ばれるこの奇病は、今年二月にハノイ(ベトナム)で見つかったものだ。これまでの調べでは、支那広東省の医師が香港のホテルに宿泊し、ここからすべてが始まったと推測されている。香港、広東を中心として病気は世界中に広まり、わが国でも二十名ほどが感染の疑いありと認定されている。
この病気の正体について、あらゆる情報機関や医師の多くが「生化学兵器説」を主張する。とは言っても、生化学兵器が使用されたと見るむきは少ない。本誌に情報を流してくれる国際情報通のM氏はこう語る。
「SARSは生化学兵器と考えて良い。最も可能性があるのは事故だろう。開発中の生化学兵器SARSが研究者の不手際で外に流出したということ。SARSの効果実験という可能性は極めて少ない」。
他に数人の情報通にあたってみたが、信頼できる情報は現在のところ入手できていない。江沢民潰しのために香港、広東省が狙われたとか、英国による支那利権獲得戦の一環といった情報もあるが、どれも想像の域を出ていない。
特殊部隊を養ってきた人々
以下は「物語」である。重要な情報を流すべき『行政調査新聞インターネット版』上に「物語」とは何ぞやとお叱りを受けるかもしれないが、「物語」としてお読みいただきたい。
昭和53年9月6日午後1時前。ソ連のウラジオストク近くにあるチェグエフカ空軍基地を出発した最新鋭戦闘機ミグ25が1機、日本海から超低空を飛行して函館空港に緊急着陸した。
乗員はビクトル・イワノビッチ・ベレンコ中尉。
目的は米国への亡命。
千歳空港を目指したベレンコは方向確認ミスと燃料不足で函館空港に着陸したのだが、このとき米軍機も自衛隊機もスクランブル(緊急発進)すら行わなかった。
領空を侵犯してくる敵機を見定めることもできず、また仮にスクランブルをかけたとしてもこれを撃墜できない自衛隊機。この状態で国家を防衛することができるのか……。熱情溢れる自衛隊員であれば疑問、疑念が浮かんでくるのが当然であろう。このときから、特殊部隊設立構想が生まれたと言って良い。敵の攻撃に対し、堂々たる反撃を行える実戦部隊の設立である。
それは自衛隊とは無縁の存在でなければならない。非合法の存在なのだ。だが、熱意溢れ特殊技能を持つ人材は集められるが、軍隊は「作戦」より何より「兵站」が重要である。カネがなければ特殊部隊も存在しない。実弾がなければ弾も撃てないし、兵器がなければ訓練もできない。民間企業を立ち上げるというものではない。兵器というものは、恐ろしいほどカネを食うものなのだ。
この資金提供者として複数の政治家・官僚が選ばれた。彼ら政治家はどこかからカネを作り、それを特殊部隊運営費用に充てる。だが、この特殊部隊の存在と政治家との繋がりが表に出たら、どうなるだろうか? ……何があっても、どんな事態に陥ろうとも、特殊部隊の存在は隠し通さなければならない。
こうして北海道を基地とする予想以上の大型秘密特殊部隊が誕生した。だが、この存在は米情報当局の知るところとなる。政府、防衛庁、自衛隊とは無縁の特殊戦力を日本が保持するなどという事態は、米国には許しがたい出来事なのだ。彼らは直ちに資金潰しに取りかかる。カネさえ押さえれば、この部隊が壊滅することは火を見るよりも明らかだ。
この十数年の間にどれほどの政治家が汚職事件その他で潰されていっただろうか。その多くは紛れもない汚職。私腹を肥やすバカな政治家たちだ。その大バカのなかに混じって、国を憂い民族の未来を思う純粋な政治家・官僚たちも存在した。彼らは汚職政治家として国政の場を追われ、犯罪人として一生を棒にふる。彼らだけではない。ときには親族親戚、孫子までもが犯罪人の子孫と野次られる。それでも耐えなければならない。
たとえ自分の名が傷つこうが、売国奴と罵られようが、国家民族のために自らのすべてを捧げる。真の愛国者の姿をここに見ることができる。
以上は単なる「物語」である。
時代は今、混乱、混沌に向かっている。単なる評論家で終わるか、国家民族のために動くかは、紙一重の差なのだろう。その紙一重の差のなかで、以上の「物語」に通じる何かを演じられるのは、政治家でも官僚でもない。一人の日本人である。
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