行政調査新聞社 社主:松本州弘 埼玉県川越市

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行政調査新聞 社主 松本州弘


 行政調査新聞社は昭和57年(1982年)4月、地方新聞『行政調査新聞』を刊行する新聞社として埼玉 県川越市に設立された。同紙は第三種の認可を取得、毎月1回の刊行を行ってきた。この新聞を今回、インターネット上に移す運びとなった。ここで改めて『行政調査新聞』の主張、目的を明らかにしておきたい。

 本紙は、地方政治及び自治体行政の尊厳を復権回復することに主眼を置いている。これは、現在の独善的集権体制による地方軽視の中央主導の政治のあり様を是正しようという意図から生まれたものである。

 政治とは何か――。三権分立を基本とする民主主義体制下の地方自治体に生きる府県民を主体に、主権在民の意義の本質を説き、現在の日本の政治体制とくに地方の政治、行政について、庶民の意識向上を図ることも目的の一つとしている。

 こうした主眼、目的の結果として、必然的に本紙は政治家の姿勢を問い、あるいは財界・大企業の大義の逸脱を質し、また国民との対話を拒否する原発推進企業に対話を求めるという運動を展開してきた。そこには主幹・松本州弘の個人的信念としての、民族主義的思想信条が加味されている。

 ときに本紙はアジア問題を論じ、韓国・北朝鮮、中国、ロシアに対するわが国の低頭政治姿勢を叱正し、「アジアの中の日本」としての立場を再認識することを建言したこともある。また身近な問題として、埼玉 県各自治体行政の市民の存在を忘却したかの感のある悪質な政治・行政・企業の合体による不正行為に強い憂慮と監視の目を向けたこともあった。大企業等による手段を選ばぬ あくなき利益追求行為に怒る市民各位からの糾弾の要請に応じたこともある。

 わが国中央の政治家あるいは権力者の犯す行為に関しては、これを批判する大新聞の存在があるという意見もある。しかし現実には、大新聞は私企業として利益追求に走り、御用化してその使命感を失いつつあり、時として片務的であり、大衆迎合し真理の追求を暈(ぼか)し、新聞が本来あるべき姿を放棄している。すでに大新聞は瓦板的操業のなかを低迷しており、社会の木鐸の名に値しない。

 権力を悪徳に利する者、権力を自らの欲求を満たすために利する者は、今の社会には腐るほど存在する。中央、地方に限らず、どこの世界にも存在する。

 そうした者たちが、今の社会に大手を振って闊歩している。
 こうした者たちを糺すのは誰なのか――。

 権力に媚び諂(へつら)う者や、政治力を利用して己の欲望を拡大する者、そしてその隣に暮らし彼らの仕様に拳を震わせながらも家族を思い行く末を案じて悪を見逃さざるを得ない人々。普通 の、当たり前の、一般的な大衆思想とは奈辺に位置すれば良いのだろうか。右翼はいけない。左翼思想は不味い等という場合ではない。

 世界的な大混乱、大迷走の果てに新たな年が明けた。西暦21世紀の幕開けである。

 21世紀を迎えた日本のこれからは、「後始末の世紀」となるだろう。あらゆるすべてについての後始末がなされていくはずだ。

 悪徳政治屋、悪徳官僚、良心を放棄した警察機構、アメリカ輸入の純粋近代主義に悪乗りしたエセ文化人の功罪……。われわれの足元にぶち撒かれた幾層もの嘔吐の腐乱を整理しなければならない。

 インターネット上に復活した『行政調査新聞』は、そうした役割を与えられたものと考えている。国政から小さな地方自治体の問題までもを取り上げる「庶民の相談室」といったものと考えていただければ幸いである。

 本紙に対するご意見、ご感想、その他建設的意見から地方行政に関する様々な問題点をお送りいただきたい。


本記事へのご意見、情報提供ををお待ちしております。

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