座談会に出席した読者より「行政調査新聞のチラシを読んで…」 | 行政調査新聞

座談会に出席した読者より「行政調査新聞のチラシを読んで…」

よくぞ書いてくれた。来年1月の川越市長選に向けて、立候補者は師走の慌ただしい中を動き回っている。中でも官製談合疑惑をはじめ、追い詰められた感のある現職・川合市長は相当の焦りを見せているようだ。
そうした中で、さらに川合市長の二期8年にわたる川合市長の行跡が、市民の目に露わになった。というのも、立候補を表明した渋谷実氏が市長の退職金制度を廃止すると明確に宣言しているからである。市長の給与と退職金制度は以前、貴紙が報じた貴紙設営の市民座談会(夫婦で参加した)でも、怒りの声が挙がった問題である。

かつて、川合氏一期目の市長選に立候補する際に川合市長は「市長の給与・退職金20%カット」を公約として掲げた。これは当時、自治体首長の給与削減の政策が全国でブームになっていたことにあやかって、いわば猿真似として公的に加えたものであろう。要は市民の目を意識してウケを狙っただけで、そこにはなんの確固とした信念もなかったのだ。川合市長は、当選後さっそく公約を実行して見せた。それはすべてまやかしだったのだ。
平成21年6月5日の本会議で川合市長の提出した「市長の給与20%、副市長の給与10% をカットする条例案」が可決している。だが、この条例そのものがインチキであった。なぜなら、この給与削減は、あくまで一期目に限ったものだったからだ。いくらなんでも、そんな乱暴なインチキ行為を市長の椅子に座る人物が行うとは考えられなかった。貴紙も半信半疑だったので、川越市役所職員課に確認をしたところ次のような回答だった。
「カットは一期目のみで、現在は通常通りの支給額になっている」つまり、大々的に市民にアピールを行った後に無投票当選となった二期目に、こそこそと給与を元に戻していたのだから質の悪い市民騙しで、川合善明市長とは偽善者である所以である。「改革・公正・公開」など真っ赤な虚実であることが川合市長の8年間の行跡で明らかとなった。

20%カットでも一期目の任期満了後に川合市長は、2316万6800円の退職金を受け取っている。川越市長の退職金は任期満了ごとに毎月の給与×在職年月で計算されることになっている。つまり、一期目は確かに20%カットの給与×在職年月になっているが、二期目の現在は毎月の給与に加えて退職金も満額貰えるのである。なんら、市民の生活に実効性のある施策を行うことがなくとも、4年間市長の椅子に座っているだけで、数千万円の金を得ることができる。仮に川合市長が三期に当選し満了すれば、億に近い金額を手にすることになるというわけだ。果たして市民の何人が、そのような大金を見たことがあるというのか。夢のまた夢の世界だ。それでも市民は勤労によって毎日の生活を必死に維持している。そうした中にあって、なんら業績をあげることもなく、せいぜい何かの行事に市長の肩書きで挨拶にいく程度の川合市長が、市民の税金からなる大金を手にしているという事実は、わたしたち市民には納得がいかないのだ。

川合市政による市民への税の負担について

貴紙のチラシには載っていないが、川合市政の市民に対する姿勢は以下の通りだ。川合市政になって市民に及ぼす税の負担は、社会的弱者・支援を必要とする人々にとっては重い負担となって日々の暮らしの重圧となっている。
川合善明市長は
▼下水道料金の値上げ
▼健康長寿奨励金の廃止
▼市立高校授業料の値上げ
▼在宅障害者手当の年齢制限
▼都市計画税の増税
▼在宅介護者への手当を廃止
▼保育料の値上げ
▼学校給食費の値上げ
▼就学援助認定基準の縮小
▼学童保育料の大幅な値上げ
▼介護保険料の大幅な値上げ

などの非情な処置を決行した。何のために、誰のためにだ。
川合市政は一日一日を必死に生活している市民にとって血も涙もない。自分の後援会幹部には厚いが、市民には薄く冷淡な庶民感覚ゼロの自己中心的な人物として批判に晒された川合市長8年の軌道であったのだ。
川越市の借金は、舟橋市長時代の残高は814億2704万円であったのに、川合市長に代わった後の平成26年度末で975億7890万円となり161億円も増え、さらに増加するという有り様である。市民に向けた税金を上げに上げ、あげくの果てに市の借財を増加させるなどの川合市政は、不安要素がいっぱいである。そして親密なる者との癒着による官製談合など、この様な者に川越市政を預ける訳にはいかないのだ。

川越市を活力のあるスッキリとした街であることを願う

しかし、弱者イジメの市政に重ね、川合市長と睦まじい仲である川合よしあき後援会の高階地区後援会長である金井眞一郎会長の経営する㈱カナイ消防機材に対する庇護の厚さは常軌を逸し、38回の連続落札のみならず、市街化調整区域に本社を設立させ5年間に渡り不正行為を黙過してきたという貴紙の調査によって川合市政の悪業が暴かれなかったなら、彼等は今現在も悪業を続行していたのだ。

渋谷氏の「市長の退職金制度廃止」への骨太宣言は、単なる市民へのパフォーマンスではなく、役立たずな市長に市民の税金からなる給与・退職金を払うことが正当か否かという問題を突きつけているのだ。
渋谷実氏が身体を張って市長を目指すからには、退職金などに目を眩まされてはいけないのだとする覚悟が市長の退職金制度の廃止という骨太宣言なのだ。川合市長と比べて、なんと骨太で爽やかな公約であろうか。
渋谷実氏の骨太な宣言は、川越市民に明るい市政を連想させるのだ。ともかく 三期目に当選しようがしまいが、間もなく川合市長は二期目の退職金を手にすることができるのだ。公約までした上で市民を騙しにかけた公約違反に市民は改めて怒りをぶつけなくてはなるまい。

渋谷県議は自民党川越支部長の席を蹴り、市民を欺き続けた川合善明市長の悪政を正しく改め、良政な川越市政を創造するために立ち上がったのだ。
有力者と言われる人達・自民党・公明党の市議・県議は川合市長の顔色を伺いながら川合市政に関与してきたと多くの市民は思っているが、有力者と言われる人々・市議・県議の全てが市民の悲哀に顔をそむけ、川合市長支持一辺倒ではないのだ。それならばそれらのお偉いさんたちは、それこそ市民の敵である。
川越市民のため、川越市発展のために働くことが、市議・県議、そして有力者方の使命である以上、現在の川合市政の反市民的現状を続行させてよいか、悪いかの冷静な判断は定まっていると断じる市民は少なくない。
わたしたち市民は、古都川越を川合善明市長一派に汚し傷つけられたくないのだ。川越を活力あるイキイキとした活気ある古都の街にしてほしいのだ。