さらに「呼び捨て市長」問題は静かに波紋を広げていた!
川越市議会第3回定例会(6月議会)が6月25日に最終日を迎えて閉会となった。
本会議直前の議会運営委員会では、補正予算に関するいくつかの追加議案が市の執行部から提出されたのだが、その中に、なんと川合善明市長の給料を減額する議案(「議案第71号 川越市長等の給料の特例に関する条例を定めることについて」)なるものが盛り込まれていたのである。 結果「市長減給議案」は全員一致で可決され、川合市長は今後2年間、総額およそ788万円の給料減となった。 ニュースの見出しのようにここだけ読めば、コロナ禍の市民感情にも(今更ながら)寄り添い、自らの市政運営の失態を反省する川合市長の殊勝な態度に思える。
だが、その後の本会議での「粂真美子市議による質疑」での市長答弁は、減給の具体的な理由や効果について何も説明できないまま、これが単なる川合市長の漠然とした「言い訳」の伏線として思いついたかのパフォーマンスでしかないことを露呈した。
一方、 本紙既報 の本議会での市長による「市民呼び捨て」問題は、議会中も予想を上回る読者からの反響が本紙に寄せられていた。今回は市長減給議案を巡る議会の様子と、「市民呼び捨て市長」の開き直りに頭を抱える教育行政の現場をレポートし、6月議会の総括として川合市長の闇に迫る。