緊 急 速 報
被告 三上喜久蔵市議
セクハラ・わいせつ行為に関する
「証拠隠滅加担による損害賠償請求事件」
川合市長についで、重鎮三上市議が市民女性に訴えられた!
異常を超えた緊急事態に直面した川越市議会!
驚くべきことが起きた。7月25日、川合善明市長が市民女性A氏に訴えられた事件は今月に入って本紙がスクープしたとおりだが、今度は川越市議会議員・三上喜久蔵氏が「セクハラ・わいせつ行為に関する証拠隠滅加担による損害賠償請求事件(さいたま地方裁判所川越支部)」で、同じく市民女性A氏から訴えられたことが、A氏の代理人・清井礼司弁護士への取材でわかった。
清井弁護士は「訴状の詳細は現時点ではノーコメント」としながらも、上掲の事件名で8月9日に提訴したことを明かした。原告女性A氏の、川合市長に対する訴訟は「侮辱」による損害賠償請求訴訟だが、三上喜久蔵市議は「セクハラ・わいせつ行為に関する証拠隠滅加担」という耳を疑う事件。三上市議は今年で5期の重鎮議員であり、折しも安倍晋三暗殺事件に端を発した旧統一教会問題で激震が続く自民党の川越市議団代表という立場にある。そんな三上市議が、川合市長による市民女性への「セクハラ・わいせつ行為」の隠ぺいを謀ったというのだ。まさに9月議会前夜、川越市議会は緊急事態に直面したというべきだろう。
「市長与党」と揶揄される、
川越市議会最大派閥自民党の危機
市民女性A氏が川合善明市長を「侮辱罪」で訴えた事件を本紙がスクープした今月初頭、記者は川越市政に詳しい人物から意外な声を聞いていた。複数の川越市議と交流がある、その男性は「市長が市民に訴えられたといっても個人の訴訟だから、我々には関係ないし口を出す筋合いもないと、特に「市長与党」の自民党会派の先生方は頬かむりを決め込んでたみたいですよ」と漏らしていたのだ。
自民党川越市議団の面々が、事態を軽視していた様子が窺える話だが、一方で 本紙前回スクープ を報じた当ウェブサイトのアナリティスク(閲覧者分析プログラム)は、この1年以上で最も多くの読者数を記録した(現在でも更新中)。それでも川越市議会の「市長与党」は、あくまでも川合市長個人が被告の民事事件だから、まったく危機感を抱かなかったのだろう。
しかし、今回、市民女性A氏が別訴した三上喜久蔵市議被告事件は、川越市議会を直撃する超ド級の不祥事であり、特に市議会最大派閥の自由民主党川越市議団がこの事件を「知らぬ存ぜぬ」で済ますことなど許されるはずもない。前述のとおり、ただでさえ全国の世論が自民党政権の闇を炎上させている現在、こともあろうか川合市長による「セクハラ・わいせつ行為」の隠蔽に、重鎮市議・三上喜久蔵氏が加担したと市民女性から訴えられたのだから、自民党川越市議団が強硬に無視しようとも、川越市政の異常事態にメディアが注目するのではないだろうか。
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「新井喜一元川越市議を辞職に追い込んだ川越市議会」は
「三上喜久蔵市議に辞職勧告する」重大な責任がある
「川越市議会ハラスメント根絶条例」は大ブーメランとなって議会を襲う!
果たして9月議会は開かれるのか?
もしこの緊急事態(三上事件)を自民党会派の数の力だけで何事もなかったかのように棚上げすることがあれば、仮にメディアが騒がなくとも次期市議選では有権者の厳しい審判が下されることになるだろう。
ここで新井喜一氏(元川越市議会議員)が辞職に追い込まれた「セクハラでっち上げ事件(2018年)」を思い出して頂きたい。議会事務局の新入り市職員女性(現在も川越市役所に勤務)が突如、「新井市議に何度も深刻なセクハラ被害を受けた」としてマスコミを集めて大々的な記者会見をぶち上げた。
現職市役所職員女性が実名告発というインパクトもあり、新井氏は一夜にして社会的地位と議員として築き上げた30年の信頼を失った。奇しくも、この事件も9月議会であった。
このとき、新井氏は疑惑を否定しながらも「議会が混乱して最も被害を受けるのは市民だ」と、議会運営の正常化のために辞職というかたちで長年の議員生活に終止符を打った。誇りある新井元市議の英断はいまでも川越市議会の語り草になっている。
そして川越市議会は、新井氏を陥れた「何者か」の意を受けたとしか思えないシナリオに沿うかのように、議員の「ハラスメント根絶条例」を付け焼刃で設置した。その責任者は現在も川越市議会に在籍する小野澤康弘議長である。
わずか4年前、川越市議会では全国の新聞、テレビを騒がせた一大スキャンダルの再発防止を謳って同条例を作ったのだ。
何のためか?まさに「セクハラ・わいせつ行為の証拠隠滅に加担」する三上喜久蔵氏のような議員を許さないためである。新井元市議は、訴えられてもいないのに市民と家族に迷惑がかかると潔く議場を去った。
仮にも政治家としての良心が欠片だけでも残っているのならば、三上喜久蔵市議は議員辞職をするべきであり、そうでなくとも、いま川越市議会には、かつて新井氏を追い落としたブーメランが大きな弧を描いて「市長与党」に迫っているようなものだ。
原告市民女性A氏代理人・清井弁護士が「近いうちに第1回口頭弁論となるだろう」という、被告・三上喜久蔵市議の「セクハラ・わいせつ行為に関する証拠隠滅加担による損害賠償請求事件」は、複数のスラップ訴訟を繰り返す川合善明市長と並んで、市政100周年を目前に控えた川越史上最大の汚点となるのだろうか?
本紙はそれぞれの「川合裁判」をさらに詳しく取材、続報していく。