柿田有一市議(共産党)が市議会で市長を追及!今こそ川越市民は、川合市長独裁政権にNO!を突きつける時だ | 行政調査新聞

柿田有一市議(共産党)が市議会で市長を追及!今こそ川越市民は、川合市長独裁政権にNO!を突きつける時だ

平成28年川越市議会第6回定例会一般質問で露呈した
川合善明市長の「おれ様」発言!

12月12日に開かれた、平成28年川越市議会第6回定例会での一般質問に於いて、柿田有一市議(共産党)が、官製談合疑惑で市民団体から刑事告発されている川合善明市長に対する質問を行った。以前から、川合市長とその市政の多くの問題と疑惑を追及してきた本紙としては、ついに市議会から矢が放たれたことを誇らしく思う。本紙も既報のように、市長に対する刑事告発そのものは市外で組成された任意団体・コレクト行政!連絡協議会によるものだが、市の外から川越市の疑惑に言及する社会活動が起きたことは、少なからず川越市議会にも影響したのではないだろうか。

一般質問の概要

◆柿田議員質疑
告発に対して踏み込んだ何らかの対応や検討をおやりになる、そういった考えはあるのかどうかお伺いを致します。
◆川合市長答弁
市で突っ込んだ対応をする必要があるのかどうかということでありますが、この告発は私はまともな告発とは受けておりませんので、市で突っ込んだ対応をする気は全くございません。
◆その他関連質問とその回答

告発についての柿田市議の質問に対して、川合市長は「まともな告発とは受けておりません」などと答弁している。しかし、柿田市議への川合市長の答弁こそが「まともな答弁ではない」ことは一般質問の概要からも明らかだ。
市長の答弁は「(官製談合など)私がやってないと言うのだから、やってないのだ」というだけのもので、いわば「おれ様」発言とも言うべき市民不在の尊大さを露呈しているばかりか、本件疑惑や告発に対する市長の説明責任を果たしているとは、到底言い難い無責任極まるものだ。
川合市長は法律家でもありながら、市民による刑事告発が意味するところをまったく理解できていないのである。
告発された問題それ自体に対しては捜査権を持つ国家機関が担うことであるが、それよりも重大な問題は「現職市長が市民から告発された」という事実なのである。
刑事告発を行ったコレクト行政!連絡協議会は、川越市民の代表2名と多くの署名参加を有している。同会の理事らが東京在住の文化人や弁護士であっても、告発人には川越市民の名を連ね、その告発に賛同する百数十名の川越市民の署名も寄せられた上での刑事告発なのだ。
告発人となった市民たちは、「職務に関して不正の疑惑を持たれるおそれのある行為をしないこと」と定められた政治倫理規定に於いて川合市長を刑事告発したのであって、そもそも疑いを抱かれること自体が市長としての資質を問われる重大な過失であることを、川合市長は微塵も認識していないことが、この答弁に露見している。

それを「まともな告発ではない」などと議会の場で答弁した川合市長は、「市民が市長を疑うことなどまともではない」と公言したのと同じである。
即ち、川合善明という政治家は「どんな疑惑を招いて追及されようが、私の言うことがすべて正しいのであり、疑いを抱いたり、まして告発をするなど正常な市民ではないから、市政として対応する必要もない」と公然と言い切ったのである。これが「まともな市長」の発言だろうか?「語るに落ちる」とはまさにこのことだ。川合市長は自らの独裁者的人格を公の場で告白したに等しいのである。この市長発言に対して、告発人でもあるコレクト行政!連絡協議会にコメントを求めたところ、事務局名義で以下の回答を頂いた。

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行政調査新聞社御中

冠省。
川越市議会についてのお知らせを頂きまして、ありがとうございます。
弊会は本件刑事告発と本件に関する法的手続き、またメディアによる追及について粛々と作業を進めております。
この度の川合善明市長の市議会での発言につきましては、弊会ではなく川越市民と市民の主権を付託された市議会がどのように評価し、今後の市政に反映させていかれるかの問題であると思料しますので、特に弊会からのコメントはありません。
ただ、一点申し上げますと、一般質問にも「内部の聞き取りでは調査にならないだろう」との主旨の市議のご見解がありましたように、このような官製犯罪疑惑は自浄作用が機能していない自治体だからこそ招来するわけですから、疑惑の主体である市長が調査を行ったなどという答弁が通用しないことは、社会常識として明らかです。
弊会の活動は、このような行政を取り囲む古い壁を外から割ろうとするものです。腐敗した行政ほど壁は強固ですが、市民ひとりひとりの小さなハンマーが数千、数万と集まれば壁は崩せるはずです。
御社におかれましては、今後も市民の方々と共にご活躍され、川越市の行政改革を実現されますよう祈念致します。取り急ぎまして、本書面をもちましてコメントとさせて頂けましたら幸いです。

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主権者こそが社会を変える

コレクト行政のコメントにある「小さなハンマー」とは正鵠を射る表現だ。告発人らは粛々と作業を進めているというが、それは検察との調整に入っていることを意味しているのだろうか?
検察とのやり取りについて、同会の活動に参加する市民に聞くと「告発の受理にはいろいろな段階があって時間がかかるようですが、むしろ、不受理ではないということのほうが意味は大きいのでは」という。
川合市長が議会で答弁したように「まともな告発でない」のであれば、検察庁はとっくに不受理に付しているはずではないか?検察が「まともではない告発」を、時間をかけて判断することなどあり得ない。逆に、もしも検察庁内部で本件告発受理に向けた水面下の動きがあるならば、受理・不受理の決定までに慎重な時間を要しても不思議ではない。
さらに言及するなら、川合市長は名指しで告発されながら、これに対してなんらの措置も講じないなどと表明すること自体が、すでに市長としての職責を放棄している。議会答弁ではなく、記者会見やホームページ等を通じての、市民に対する堂々たる告発への反論、説明を行うべきが首長責任ではないのか。先の市議会で川合市長は「市で突っ込んだ対応をする気は全くございません」と答弁しているが、その真意は「突っ込めば自爆する」ことを誰よりも川合善明氏自身が知っているからではなかろうか。

川越市民は、主権者として選んだ自らの首長が、刑事告発されたことの異常さを重く受け止めるべきだろう。
奇しくも隣国・韓国では、朴槿恵大統領の弾劾を求める歴史的な市民デモが展開された。まさに「小さなハンマー」が集結して国政を変えようとしている。
来年1月には市長選挙である。市民の投票行動こそが、川合市政の疑惑の城壁を打ち崩す「小さなハンマー」となるだろう。