『 癒 着 …… 都市計画法違反・官製談合 』 | 行政調査新聞

『 癒 着 …… 都市計画法違反・官製談合 』

なにをやっても許されると思い違いした歪んだエリート意識の川合善明市長 !
ついに川合市政に「NO !」 が叩きつけられた !!

12月8日、渋谷実埼玉県議会議員(自民党)が記者会見を開き来年1月の川越市長選に無所属で立候補することを表明した。渋谷氏が川越支部長も務める自民党は、既に川合市長の推薦を決めている。にも拘わらず渋谷氏が立候補を表明したのはなぜか。
記者団の質問に対して渋谷氏は次のように答えている。
「山根隆治さん(元民主党参議院議員)が川合市政にNOを突きつけるために出馬すると聞き、期待していたが闘病のために断念された。ならば、私がと思い立候補を決めた」
11月末、病気治療のために市長選への立候補を断念することを表明した山根氏は、川合市政を真っ向から批判する有力候補であった。志(こころざし)半(なか)ばにして癌のために降板せざるを得ない山根氏の無念を渋谷氏が背負う形となった。

12月8日、渋谷実埼玉県議会議員(自民党)が記者会見を開き来年1月の川越市長選に無所属で立候補することを表明した。渋谷氏が川越支部長も務める自民党は、既に川合市長の推薦を決めている。にも拘わらず渋谷氏が立候補を表明したのはなぜか。
記者団の質問に対して渋谷氏は次のように答えている。
「山根隆治さん(元民主党参議院議員)が川合市政にNOを突きつけるために出馬すると聞き、期待していたが闘病のために断念された。ならば、私がと思い立候補を決めた」
11月末、病気治療のために市長選への立候補を断念することを表明した山根氏は、川合市政を真っ向から批判する有力候補であった。志(こころざし)半(なか)ばにして癌のために降板せざるを得ない山根氏の無念を渋谷氏が背負う形となった。

これまで川越市議4期・埼玉県議5期を経験してきたベテラン政治家の立候補表明に対して、既に川合市長の推薦を決めていた自民党内にも同調の声が集まっている。
既に12月8日の川越市議会第6回定例会一般質問では、川合市長が三上喜久蔵市議の質問に答える形で立候補を表明することが決まっていた。ところが当日の朝になり、突如として三上喜久蔵市議は病気を理由に議会を欠席し、川合市長の議会での立候補表明の予定は吹き飛んでしまったのである。一般質問を病欠した三上市議に対して、一部の市議や傍聴者から「これは、賢明な選択だ」という声もあがっていた。なにより渋谷氏の登場に、川合市長自身の動揺も激しい筈だ。
議会を傍聴した市民によれば「青ざめた顔で一言も語らず椅子に座っていた」という。
それもその筈である。11月にウェスタ川越で開催された川合市長の後援会の総決起集会の席のほとんどは、自民党と公明党の関係者で埋まっていた。すなわち最初の当選以来、川合市長を支援してきた後援者の多くは甘い汁を吸わされる一部の人々を除けば、雲散霧消してしまっている姿が浮かび上がってきたのである。
ところが、この日の議会では予想だにしなかったことが起こった。

まさに茶番劇! こじつけの出馬表明に議会も唖然……
何とも締まらない出馬宣言……爆笑……

質問に立った小高浩行市議(やまぶき会)が、突然、予定にはなかった川合市長の出馬を問う質問をしたのである。まさかの出来事に、各市議は唖然として顔を見合わせた。ところが川合市長は、待っていましたとばかりに嬉々として「5月に記者会見で述べた通り、出馬します」と答えたのであった。
やまぶき会一年生議員からの質問に「出馬する」との回答で、川合市長は議会における「出馬宣言」を果たしたのである。なんとも哀れな出馬宣言ではなかろうか……?!
まだ一期目の任期半ばに過ぎない上に、川越市議会の第一与党である自民党所属でもない小高市議が、市長に出馬表明を問うことなどはあり得ない出来事である。どうやら川越市議会の中でも重鎮である新井喜一市議(やまぶき会)は、川合市長の三期目続投は困難になったと判断し「武士の情け」とばかりに、同会派の小高市議の一般質問の中で出馬を問う質疑を指令したようである。だからといって新井市議以下、やまぶき会の所属議員も、川合市長を支持する気持ちは薄いと見た。
この質問は、縁切り前の餞別といったところだろう。だが、傍聴者や一部市議たちからは「いまさら川合市長には武士の情けなど必要ないだろう」という思いが見て取れた。

もはや、現職という強みを生かして自民党と公明党に頼ることによってしか、川合市長の続投の見込みはなくなってきた。そこに渋谷氏の出馬表明によって、自民党は分裂選挙となる見込みだ。既に推薦を決めた以上は、それを取り下げることはできないだろう。だが、ベテラン政治家の登場に、市民の生活を第一に考える志ある人々の多くは、「渋谷氏が出馬するならば…」と意志を固めつつある。
つとに渋谷氏は、清廉潔白の政治家として「川越市のためになることなら金も命もいらない」が彼の至言である。川越市民のために命懸けで働いてもらいたい。渋谷氏の出馬表明によって現職の強みを生かして既に、地盤を固めているかと思いきや一気に瓦解を始めてしまった川合陣営は、もはや風前の灯火といった趣だ。

記者会見の中で渋谷氏は「現在の市政は高齢者や子供たちに冷たい政治で変える必要がある」と川合市政を批判し「市民のために働きたい」と決意を述べている。
渋谷氏は、正義のない川合市政に強い憤りを込めて立つことを決めたのである。
当然、既に川合市長を推薦している建前がある以上、自民党は渋谷氏になんらかの処分を下す可能性すらある。だが、渋谷氏は自ら支部長を辞任する考えはないと表明している。渋谷氏は党の仲間たちに対して「正義のない川合市政を続投させてよいのか」と訴えているのである。
所属する党派は違えども、山根氏からの意志を引き継ぎ弱者への愛情と正義を実現せんとする渋谷氏。三上市議の賢明な選択は、その嚆矢といえる。
もはや市長選において、選択はただ一つとなったといえるだろう。