「皇位継承と天皇問題を考える」 | 行政調査新聞

「皇位継承と天皇問題を考える」

菅義偉首相が主宰する 『安定的な皇位継承の在り方を検討する有識者会議(皇位有識者会議) の第一回会合が、さる3月23日に開催された。
この会議では今後、女性・女系天皇や、女性皇族が結婚後も皇室にとどまる女性宮家創設の是非などが話し合われることになっている。この機会に改めて「天皇」について考察したい。

「安定的な皇位継承を考える有識者会議」発足

明仁天皇の生前ご退位に関する「皇室典範特例法」は、平成29年(2017年)6月に成立平成31年(2019年)4月30日に天皇はご退位、5月1日に徳仁天皇がご即位され、元号が「令和」に改められた。「皇室典範特例法」には付帯決議「安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性宮家の創設等」を重要な課題と明記していた。それから3年9カ月もの間、この付帯決議は無視されてきたが、ついに政府は重い腰をあげざるを得なくなった。
今回決定した、皇位有識者会議メンバーは以下の6名である(五十音順)。

(記事全文を読む)