「まだまだ終わらないアメリカ大統領選挙」 | 行政調査新聞

「まだまだ終わらないアメリカ大統領選挙」

不正選挙を是正する道は開かれている

藤 井 厳 喜 (国際政治学者)

12月8日、大統領選挙に関して、不正が行われたことを理由にテキサス州がペンシルベニア・ウィスコンシン・ジョージア・ミシガンの4州を連邦最高裁に提訴した。提訴の内容は、これらの4州が憲法に違反し、不正な選挙を行なったというものである。その不正な選挙によってテキサス州は連邦を構成する州として不利益を被ったので、訴訟を起こすというのがテキサス州の大義名分である。
テキサス州の訴状を詳しく検討すると最も重要な提訴の理由は、連邦憲法によれば大統領選挙に関する法令は各州の州議会が決定することになっているが、これらの4州では重要な大統領選挙に関する法令の改正を、州議会を通じて行わなかったというものである。つまり州知事や州務長官が勝手に選挙法を改悪して、郵便投票や不在者投票の枠を大幅に拡大してしまったのである。

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