トランプ大統領誕生を何故、予測できたか | 行政調査新聞

トランプ大統領誕生を何故、予測できたか

:グローバリズムから新ナショナリズム

藤 井 厳 喜 (国際政治学者)

2016年11月8日に行なわれたアメリカ大統領選挙では、大方の予想を覆して、ドナルド・トランプが勝利した。アメリカのマスコミも、そして日本のマスコミも押しなべてクリントン勝利、トランプ敗北を予想していただけに、この結果は多くの人々を驚かせたようだ。
筆者は、大統領本選挙が始まって以来、一貫してトランプの勝利を予測してきた。トランプ当選を予測した人は殆どいなかったので、トランプの当選確定後、多くの人々からお褒めの言葉と共に、「何故、トランプ当選を予測できたのですか」との質問を頂いた。筆者は、東京MXテレビの「ニュース女子」という番組に準レギュラーで出演している。たまたまこの番組で選挙直前に「トランプは必ず当選します」と断言したところ、当日、出席している他のコメンテータは皆、クリントン当選予測であった。

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藤井厳喜氏プロフィール

藤井 厳喜 (ふじい げんき)
国際政治学者。拓殖大学客員教授。警察大学校専門講師。
(株)ケンブリッジ・フォーキャスト代表取締役。行政調査新聞社特別顧問。
昭和27年(1952年)東京都生まれ。早稲田大学政経学部政治学科卒。米国に留学しハーバード大学大学院博士課程修了。ハーバード大学国際問題研究所日米関係プログラム研究員、政治学部助手を経て帰国。帰国後は保守、愛国運動家として活躍。「日米保守会議」創設に尽力。日米間のパイプ作りに奔走。慰安婦像撤去のため米国、オーストラリアなどの各地を歴訪し慰安婦捏造問題を提起。強烈な保守論客と目されている。TPP には当初から反対を唱えていたことでも知られる。