川越市全戸に配布された虚飾と欺瞞に満ちた「川合よしあきレポート」を嗤(わら)う | 行政調査新聞

川越市全戸に配布された虚飾と欺瞞に満ちた「川合よしあきレポート」を嗤(わら)う

川合行政は台風のドマン中… 川合市長は数々の疑惑をどう切り抜けるのか

過日、市民諸氏との座談会で川合市長に関する不満が次々と噴出した。
「川合市長=小野澤康弘市議との癒着」による宗教法人中院の道路舗装に、市費を投じた一件より始まり「川合市長=金井眞一郎会長 <㈱カナイ消防機材> との癒着・官製談合」等、「川合は、よくも改革・公正・公開を恥じなく公約として口に出せるな…」と市行政の現状を憂う市民より、以下の問題を徹底して調べてもらいたいとの要請があった。

あれもやった…これもやった…と嘘で固めた実績を垂れ流す
「川合よしあきレポート」は噴飯ものだ!

座談会で市民諸氏が「許せない」として持参したのが、今年9月26日に発行された「川合よしあきレポート」2016年秋号と称する代物。これが突然、新聞折り込みのチラシと一緒に各家庭に侵入してきた配布物であった。恐ろしく内容に乏しい自らの実績と称した虚飾と欺瞞に満ちた内容で、ともかく市長のレポートが新聞折り込みで撒かれるなど前代未聞である。彼は何かに「焦っている」のだ。元来、市長の実績は市の実績である。
その市の実績を市民に伝える任務を背負うのが広報であり、時に市長の政治宣伝とも目される一方、選挙における現職の強みを支える一端を担っている。
従って新聞折り込みの中に入っていた現職市長のチラシは、前代未聞である。
過去、自らの政策やまちづくりのヴィジョンを印刷物にしたものはあるが、歴代市長が新聞折り込みのチラシで自画自賛をした前例はない。とくに川合市長の冒頭のニタニタ笑いに諸氏は、「この笑いは気色が悪い」との酷評であった。

三選阻止に向けた対立陣営の動き、㈱カナイ消防機材との官製談合問題・都市計画法違反をはじめ、本紙による数々の疑惑の追及。このチラシの意味するところは…川合市長の苛立ち…疑惑の隠蔽…さらには広報活動の未熟さを証明するものにほかならない。
三期目を狙う川合市長は、このレポートの中で自身の二期にわたる市政の実績を自慢げに掲げている。だが、そのすべてが「虚飾と欺瞞に満ちた」ものだった。

住民がどんどん逃げ出す川越… 本当に「住んでみたいまち」になっているのか?

座談会の席上で市民から川合市長のレポートには冒頭から「疑念あり」との声が挙がり誰もが、その意見に賛同の意を示したのである。
レポートの冒頭では「住んでみたいまち 住んでよかったまち川越」という見出しが赤字で大きく印刷されている。更に、その下には「誰もが住み続けたいまち 川越 を目指して!!」とも記されている。かつて一期目に立候補する際、川合市長は「もっと住みよい川越、人にやさしいまち川越」というスローガンを用いていた。では、二期8年の市政を経て、川合市長は「住んでみたいまち 住んでよかったまち川越」を実現したのであろうか。
否、それはまったくの虚構である!

3割近い市民が居住に不満あり!「川越には住みたくない」との声に目をそらすな

昨年11月、埼玉県と埼玉大学社会調査研究センターは共同で「人口減少に対応した地域づくり」と題した「住民アンケート調査」を行っている。これは、埼玉県内の市町村に住む人々を対象に、現在住んでいる地域での問題点を知ることを目的としたものだった。
その調査項目のひとつである「あなたは、いまの場所に住み続けたいですか」という問いに、川越市では「住み続けるか転居するか迷っている」「ほかの場所に転居したい」が合計26.1%。すなわち3割近い住民が現在の川合市政に不満を抱いていることが明らかになった。さらに、この26.1%の回答をした住民のうち実に74.7%が「いま住んでいる市や町以外に転居したい」と答えているのだ。
レポートでは「生活道路の整備」「保育園の待機児童ゼロ」「公共施設の拡充」など様々な政策を実現することを掲げている。しかし、二期8年の市政の中で「住んでみたいまち 住んでよかったまち川越」など実現せず、むしろ3割近い住民が川越市は住みにくいまちとして逃げだそうとしているのが現実なのである。いかに耳に心地よい政策を掲げようとも、現に3割方の住民が川合市政に不満を抱いている現状から目をそらす訳にはいかないのだ。

給与カットは 一期目で終わっていた市民騙しの 二期8年…
『 せ・こ・い・ぞ 』川合善明
!!

さて、このレポートの2ページでは「文化・スポーツの振興」というタイトルで文化資本を拡充してきた「実績」を多くの写真を用いて喧伝している。
これだけ読めば川合市長は住民の意見を聞き、文化やスポーツなどの事業にも積極的に支援している市長であるかのような印象を市民に与えているが、それは彼のまやかしに過ぎない。
二期8年の中で川合市長は、最初から市民の目を欺いてきたのである。今回、市民諸氏との座談会で川合市長の偽善行為として挙げられたのが、川合市長が一期目の立候補にあたって公約に掲げた「市長の給与・退職金20%カット」が現在も継続しているのか…? というものである。
この公約は当時、全国的にブームだった自治体首長の給与削減の政策を猿真似しただけのものであった。市民の目を意識した川合市長は、当選後さっそく公約を実行して見せた。平成21年6月5日の本会議で川合市長の提出した「市長の給与20%、副市長の給与10% をカットする条例案」が可決した。
ところが……この給与をカットする条例は、あくまで一期目に限ったものだったのである。市民からの疑問を確認するべく本紙が、川越市役所職員課に確認をしたところ「カットは一期目のみで、現在は通常通りの支給額になっている」とのことであった。
この一件は、川合市長のずる賢(かしこ)い市民騙しであった。
つまり川合市長は、ブームに乗って当選したいが為に市民を欺いたのだ。
無投票当選となった二期目になり、彼はこそこそと給与を元に戻していたのである。
さらに一期目の任期満了後、川合市長は減額されたとはいえ2316万6800円の退職金を受け取っている。果たして、それだけの金額を受け取るだけの実績が川合市長にはあったのか。市民への奉仕の精神を「とうの昔」に失くした偽善者の身勝手さに空いた口が塞がらない。市民の存在など屁とも思わぬ「偽善者」これが川合善明市長の実態なのだ。

まさに… 竜頭蛇尾(りゅうとうたび)公約したにも拘らず
大切な「自治基本条例」は、どこ吹く風… 川合の大法螺(おおぼら)だった…

さて、こうした川合市長の公約違反の中で「市民に対する裏切り」という声が出たのが「自治基本条例」の問題である。
川合市長が一期目に立候補した際に掲げた公約には「自治基本条例の制定」というものがあった。「自治基本条例」とは、住民自治に基づく自治体運営の基本原則を定めた条例である。「自治体の憲法」ともいえるものだ。その内容は各自治体で異なるが、自治体の将来のヴィジョン・首長の義務や責任などを定めたものである。
いわば、これから自治体をどのように運営していくかの将来像を定める大切なものだ。
川合市長は、これを「制定する努力」ではなく「制定する」とまで言い切っていながら、未だに「自治基本条例」は制定されるに至っていないことに市民の怒りは止まない。
いったい、この条例はどうなったのか。

座談会後の本紙の調査によれば、当選後の平成22年から3回にわたって川合市長は市役所の7階に市民を集め「自治基本条例連続講座」なるものを開催している。
これは大学の研究者を招いて「自治基本条例」とは、如何なるものかを市民に知らしめることが目的であった。当時「自治基本条例」を制定する自治体は全国で増加しており、川合市長もそのブームに乗ったのである。ブームに乗って、市民の耳に心地よいことを公約として掲げたのだ。川合市長の頭の中には、あくまでも票稼ぎだけであり条例がどういう意義や価値を持つものか全く判っていなかった。
というのも当時を知る市役所職員によれば、平成23年2月8日に開催された「自治基本条例連続講座」の際「自治基本条例」に反対する政治団体のメンバーが参加し、些か講座が混乱する場面があった。
これを見て川合市長はビビリ、それ以来「自治基本条例連続講座」を止めてしまった。
このことは川合善明氏には、政治信念がない証拠である。己が市民に誓った公約である。反対勢力が騒ごうが政治家としての信念、それを公約に挙げた以上、貫徹することこそが政治家としての本分ではなかったのか。
川越市民は誠意のない腰の抜けた市長を選んでしまったのだ。
市民を前に公約した大切たるべき「自治基本条例」は、竜頭蛇尾に終わった。
そればかりではない。
川越市では10年単位で市の長期方針を市民に知らせる「川越市総合計画」を策定している。ちょうど今年度から第四次となる計画がスタートしているのだが、ここで「自治基本条例」は「事業完了・事業見直し等により実施計画から除いた事業」として掲載されているのである。すなわち川合市長は、この条例案の議論を中断した上に「自治基本条例」をシレっと無きものにしてしまったのである。

座談会後の本紙の調査によれば、当選後の平成22年から3回にわたって川合市長は市役所の7階に市民を集め「自治基本条例連続講座」なるものを開催している。
これは大学の研究者を招いて「自治基本条例」とは、如何なるものかを市民に知らしめることが目的であった。当時「自治基本条例」を制定する自治体は全国で増加しており、川合市長もそのブームに乗ったのである。ブームに乗って、市民の耳に心地よいことを公約として掲げたのだ。川合市長の頭の中には、あくまでも票稼ぎだけであり条例がどういう意義や価値を持つものか全く判っていなかった。
というのも当時を知る市役所職員によれば、平成23年2月8日に開催された「自治基本条例連続講座」の際「自治基本条例」に反対する政治団体のメンバーが参加し、些か講座が混乱する場面があった。
これを見て川合市長はビビリ、それ以来「自治基本条例連続講座」を止めてしまった。
このことは川合善明氏には、政治信念がない証拠である。己が市民に誓った公約である。反対勢力が騒ごうが政治家としての信念、それを公約に挙げた以上、貫徹することこそが政治家としての本分ではなかったのか。
川越市民は誠意のない腰の抜けた市長を選んでしまったのだ。
市民を前に公約した大切たるべき「自治基本条例」は、竜頭蛇尾に終わった。
そればかりではない。
川越市では10年単位で市の長期方針を市民に知らせる「川越市総合計画」を策定している。ちょうど今年度から第四次となる計画がスタートしているのだが、ここで「自治基本条例」は「事業完了・事業見直し等により実施計画から除いた事業」として掲載されているのである。すなわち川合市長は、この条例案の議論を中断した上に「自治基本条例」をシレっと無きものにしてしまったのである。

川合善明市長と栗原博司自治会連合会会長は、職員に人気のあった有望な人材
「木島宣之市民部長」を使い捨てにしたとの噂が今も絶えない川越市庁舎……

2015年初頭の頃、川合善明市長と栗原博司自治会連合会会長の仲は、すこぶる親密であった。栗原氏は川越市自治会連合会を背景に息子の瑞治(みつはる)氏を市議選でなんとしてもトップ当選させたい。それには川合市長の力が欲しい。川合は川合で、三期目の市長選を勝ち抜くには栗原氏の応援を得たいと相互の目的が一致し、二人の仲は親密度を増していったという。当時の市民部長は木島宣之氏であった。
木島氏は庁内でも人望のある有能な人物との高い評価を受けている人材だった。本来、川合市長と木島氏とは反りが合わないと噂されていた。しかし木島氏統べる市民部とは、自治会連合会関係を所管する部門であるところから川合市長と栗原氏は、木島市民部長を個人的思惑で使役しているとの噂が庁舎内外で立った。
当時の栗原自治会連合会会長の政治的権力は、川合市長を味方に巻き込んだ強みもあり、市の人事まで口ばしを入れていると評されるほど強大なものであったようだ。
己の倅を市議会議員の選挙でトップ当選させ、ゆくゆくは川合市長の後継者として川越の市長にさせるのだとする意気込みがあったようだ。ともかく栗原氏の権力欲は相当なものだとする噂は庁舎内外を駆け廻り、心ある市議らは苦笑していた。
木島氏の悲劇は、川合市長と栗原自治会連合会会長の思惑と一心同体と目されたことにあった。木島氏は、以前より副市長適任者であるとの声が上がる程の人間的魅力のある人物である。中央ロータリークラブや稲門会のメンバーからも木島氏を副市長にとの推薦の声もあり、川合市長は内心では反りの合わない木島氏に対して、副市長の任を約束せざるを得なくなっていたようだ。当時、副市長であった風間氏と川合市長の間もおもわしくない状態であったからだ。ちなみに木島宣之氏は早稲田大学出身である。

木島氏を副市長にすると言っただけで、簡単に就任できるものではない。副市長の決定は議会の同意案件であり、議会に議案として提出する必要がある。である以上、川合市長は2015年3月定例会の議会開催中に議案として提出し、慣例では議会最終日に議会の承認を受けて始めて副市長となれるのである。
川合市長のなすべき作業は、議案を提出する前に市議らに対し木島氏の副市長就任の根回し、いわゆる各派の主たる市議に木島氏を副市長に推す説明と挨拶をするのが市長としての通例であるにも拘らず、その通例を怠ったのである。
市民部長として、川合市長と栗原自治会連合会会長のために懸命に働いた部下の為にも、当然なすべき市議に対する推挙の依頼を省いたことから、市議会議員らの心証を著しく害してしまったのだ。川合市長は川越市議団を軽く視ていた。その心の表れが木島氏の推挙の下工作を省いた行為に繋がるのだ。
川合市長は市議らを己の目の下に置いていたのだ。であるから、己の持ち込んだ議案は通るものと高を括ったのか、木島氏の副市長就任に関して意を注がなかったのだ。
とにかく必要欠くべからざる市議らに対する行政執行長の立場を以て、己の片腕とも言うべき副市長の就任事項に関して、川越市議団に対する説明を放置したのである。

それは何故か、知識人は言う。木島氏の有する能力は川合氏より数段優る。川合氏は己の能力の上を往く者への嫉妬から市議らへの対応に、積極性を欠いたのだという。
であるから議会最終日に至り、思い出したように新井喜一市議を呼び、木島副市長の就任の件をもそもそと持ち出したのであった。新井議員は、川合市長の余りにも杜撰(ずさん)な対応に、議会最終日の今に至ってからの市議間の調停は、私の任とするところではないと拒否したのであった。
川合市長の部下に対する誠意の欠如を新井市議が背負い、川合市長の代理人となって議会最終日に市議との調和を図る時間などないのだ。いや部下に対する誠意を欠いた川合市長のために、仲介の労を尽くす必要などないと拒否したのかも知れない。

議会最終日に木島副市長就任の議案は川合市長から提案されず、3月議会は終了を迎えた。木島氏は次のチャンスを待たなかった。木島市民部長は静かに川越市庁舎を去っていった。有望な人材を川合市長は又も潰したのだ。このことは優秀な人材の放棄であり、川越市民の欠損にも通じるものである。栗原自治会連合会会長も、木島氏にどれ程に世話になったのか。川合・栗原の両名は木島氏に対する忘恩の徒であるとの評が、今も心ある市民の噂になっている。市職員からすれば、人望のあった木島氏であっただけにその思いは尚更のことであったろう。
その後、平成27年4月26日の川越市議会議員選挙において、栗原博司自治会連合会会長の息子である栗原瑞治氏は落選した。栗原氏が豪語した5000票のトップ当選には、遥かに及ばなかった。川合・栗原両氏の思惑は水泡に帰したのである。

舟橋時代から引き継いだ事業もまともにこなせず……延期に延期の末…
いびつな地形の新斎場となった

更に「川合よしあきレポート」の中で、市民が首をかしげるのは「経済・産業の活性化」として掲げられた幾つもの公共施設の整備事業である。
中でも座談会に参加した市民が問題視したのは、来年4月にオープン予定の新斎場に関する「川合よしあきレポート」の自画自賛の記述である。新斎場は、川越市民から特に必要とされてきた施設である。これは既に、舟橋市長の時代から計画されてきたものである。だが、積極的に計画を進めてきた舟橋市長は病に倒れ、この事業を遂行することができず事業は中断止むなきに至った。
当時、「市民聖苑やすらぎの里の直近に火葬場を造るな」と一部の市民による反対の声が高く、舟橋市長はそれらの問題で事業反対の市民と折衝を続け解決の糸口を探りつつ、新斎場賛成の7割近い土地所有者が土地の売却に応ずる話が既に纏まっていたが、舟橋市長の病と舟橋市政の任期満了に伴い当該事業の推進は一時期停滞した。
舟橋市政の後を引き継いだ川合市長は、反斎場派と穏やかに折衝を続けてきた舟橋方式を破棄し、いまだ買収に応じない土地所有者に対して土地開発公社を通じての買収交渉を行ったのである。
座談会に出席した市民から寄せられたのは「この交渉の不手際が交渉を長引かせて、新斎場をいびつな形にしてしまった」というのだ。
本紙も、当時の事情を知る関係者らに話を聞いたところ「土地所有者による会合……地主会で取り纏める形を続けていたならば、問題なく買収は行えた可能性が大きい」という意見であったが、それよりも当該事業が今日まで遅滞した最大原因は、川合善明市長自身で反対地権者らの自宅を訪問し、膝を折り頭を下げてお願いすれば、反対地権者らもその誠意に頷いてくれた筈だ。

舟橋市長なら頭を下げられるが、川合市長では出来ない。彼は反対地権者と最後まで顔を合わせることを拒んだが為に「あんないびつで狭い新斎場となったのだ。とうてい自慢など出来る施設ではないのだ」との話であった。必要に応じて長たるものは頭(こうべ)を下げることで、物事が平(たい)らに収まることもあるのだ。
つまり、川合市長には「長たる度量を欠いている」ということだ。
川合市長は新斎場の完成によって自らの実績をアピールしたいがために、直近の住民に強権的な対応を見せた。その結果として、工事差し止め訴訟などを起こされるほど事態を悪化させ新斎場の工期を遅滞させたのであった。
行政の一貫性を無視した事業化が、新たな軋轢を生みだしてしまったのだ。川合市長の偏狭な性格に対する批判の声が挙がったのは言うまでもない…。

舟橋市長時代に出来上がった計画を あたかも自分の実績として市民を欺く卑劣な手口

川合市長が新斎場に積極的に口出しをした理由として、市民からは「川合市長は当初から霊園構想があり新斎場とリンクさせ、特定の組織と組み何んらかの収益を謀っているのではないか」という情報も寄せられている。なぜなら川合市長は、他の事業については全く口出しをせず、舟橋時代に敷かれたレールを受け継いでいるに過ぎないにも拘らず、当該新斎場には異常なほどの取り組みをしているとの噂が立ったのだ。いずれにしても「川合よしあきレポート」では、事業の全てを自らの実績であるかのように扱っている。
「ウェスタ川越」「本川越駅西口の再開発」も舟橋市長時代に既に事業の基盤を完了させていた。いずれの事業も土地買収に応じない地主がいたとされているが、これも川合市長が何かをした訳ではない。
ウェスタ川越の場合には、地権者の一人が建設が始まる際には「契約に応ずる」とした確約があった。本川越駅西口の場合には「自分が死ぬまで待って欲しい」という高齢の地主がいたに過ぎなかった。このように、舟橋市長から受け継いだ事業を「すべて自分がやった」かのように掲げて市民の目を欺くのが、川合市長のずる賢(かしこ)い性格なのだ。
中でも悪質なのが、観光拠点施設・小江戸蔵里(くらり)だ。

レポートでは「小江戸蔵里オープン」を大々的に己の実績としているが、市役所職員によれば、これは舟橋市長時代に既に入札を終了した段階で、残る事業は仕上げの最終事業だけである。「あれもやった…これもやった…」と、あたかも事業の主体を最初から己によって手掛けた如くに市民を前に喧伝するまやかしの行為は、一種の詐欺にも等しい浅ましい行為である。
本来はウェスタ川越まで延びる計画だった川越駅西口デッキは縮小して完成している。己の都合で既に計画された事業を平然と縮小させても、己の我を通すという座談会で新たな事実を知った市民からは、川合市長の姿勢に対する怒りの声が高く上がったのであった。この男の恐ろしさは、すべて他人の実績に乗っているだけに過ぎない事実を理解しているのかである。理解しているのなら相当な悪玉である。反対に理解せずに全事業を己の実績とすることに躊躇(ためらい)なく、些かも己の良心に恥じる行為とは感じていないとすれば、異常な精神の持ち主であると言わねばならない。市民にとっては最大悲劇である。

市民のことなど考えてはいない御都合主義 道路行政には全く手を付けず

「川合よしあきレポート」では欺瞞に満ちた実績を掲げる一方で、川合市長は完全な公約違反も犯している。一期目に立候補した際に掲げた「交差点整備をはじめとした道路の改良」である。これは、二期8年の中で殆ど手をつけていない。
川越市における交差点整備は、非常に手間のかかる事業である。整備すべき交通量の多い交差点付近は昔の町並みが多く大抵の住宅は、旧建築基準法に基づいて敷地いっぱいに建築されている。そのため交差点を整備しようとすれば最低一軒は、家屋の立ち退きを求めなければならない。その一軒と買収交渉を行い相応の対価を支払い、代替地を用意する。たとえ多くの市民の利益になるからといって、そう簡単に市の要請に応じる者はいない。そんな手間のかかることを知ってか知らずか、川合市長は就任以来まったく当該事業に手を付けようとしてこなかったのだ。

市長から指示もなく、市長のやる気のなさに市職員も率先して事業を進められずにいるという。だが、やる気の問題以前に公約として掲げたことを実行しない人物が、市長の器に相応しいのか。反省もなく自らの実績でもないものを次々と「自分の手柄だ」と臆面もなく宣伝できる川合市長はいったい何者なのか。ただ単に、父親が市長だったから「俺も市長にならなければ、父親の墓に入れない」とするだけの中味の無い男であったことだけは理解できる。もはや市民は、川合市長の正気すらも疑っているのだ。
また、巷間噂されるところによると、埼玉県知事上田清氏との不仲を問われている。
例えば、中心市街地への流入交通量の削減の切り札として整備が待たれるいわゆる北環状線も、当初平成25年頃完成といわれたものが何時の間にか平成28年度完成といわれるようになり、平成28年10月現在、年度内の完成は既に覚束ない。市街地の中心部、本川越駅から北へ連雀町交差点まで道路の拡幅工事が行われているが、これまた工期が大幅に遅れている。この2つは、いずれも県の施工分だ。
工事の大幅な遅れの根底には、上田知事との不仲が原因であるとの声が高い。

最低の人物を市長にしてしまった《…これほど女好きとは…(爆笑)…》

今回の座談会に出席した市民の一人、川合市長の初当選に協力したというメンバーは「最低の人物を市長にしてしまった」と後悔の念にかられているという。
川合という男の欠点は、公約違反や自分の手柄を過大に語ることだけではない。
宴会の席でコンパニオンの躰を触ったり、当選してからの川合市長の痴態は、幾度となく目撃されている。「川合市長が痴態を繰り返すようになったのは、市長に当選してから。自由に振る舞える市長の椅子に座れたのが、余程に嬉しいのだろう。それまで女性相手の遊びを全く知らなかった者が、遊びを覚えるとこうなってしまうのか……」
女好きが露(あらわ)になった男の姿を失笑する。

座談会では、川合市長が市長として相応しい人品の持ち主であるかという問題も、市民から寄せられた。ネットで見つけたという東京弁護士会の会報『LIBRA』2006年11月号に川合市長が寄せた「我が家は猫だらけ」というコラムを持参した市民は、プリントアウトした該当ページを周りの人々に見せた。
このコラムの中で、多くの猫を飼っていることで知られる川合市長は、親バカのごとく猫を自慢している。ところが、その結びの文章で、このコラムを読んだ人は驚くだろう。

「私の戯れ文におつきあいいただき、ありがとうございました。
お礼に、ご希望の方に上記の猫のどれでも差し上げますのでご連絡下さい。全て成猫です。子猫の方がずっと可愛いです。」

ひたすら、自分の可愛がる猫を自慢していたはずなのに、突如として子猫を盲愛し、成猫への愛情を切り捨てるような思いを文章に載せる。戯れ文とは言え、ここにも彼の冷淡な性格が現れている。
このことで、多くの市民は思い出すだろう。これまで二期にわたる市政の中で、川合市長が自らのブレーンとすべく川越高校の同窓生でもある植松久生氏を特別秘書官に招いたにも拘わらず、メール一本で切り捨てたこと。そんな周囲の大切なはずの人物を使い捨ての道具としかみていない姿勢と言動に呆れ、大野英夫氏が自ら副市長の椅子から去ったことを…。
木島氏の使い捨て…などなど、有望な人材であった人間から猫まで例外なく自らの意に沿っているうちは下にも置かない扱いをするのに、少しでも己の意に沿わないことでもあれば途端に豹変する。
それが、川合善明市長が市長としての資質を欠く根本的な問題なのである。
一方で、座談会では、そんな川合市長にも「100点」という部分があるという意見が寄せられた。それは川合市長が「タウンミーティング」を積極的に開催して市民の声を聞いていることだという。その市民は、こんな言葉を語った。

「市長としての立場で出席すれば、言質を取られる。もしも行政に通じている役人出身ならば、怖くて出席ができないはず。そこに出席し続けるのは100点というしかありません」 お判りだろうか。
タウンミーティングでは、多くの市民が自らの地域、あるいは個人的な要望を市長に求める。そこで明確に「やりましょう」といわなくても、何かしら要望に応えるような言葉を発すれば、後に言った言わないで物議を醸す結果となる。
「第12回霞ヶ関地区 川合市長と語り合うタウンミーティング」では、川合市長が主導し十分な検討や会議も経ずに物事を進めた、いかがわしい過去が川合市長にはあるのだ。 
既に本紙が疑惑ありとして報じた「仮称・川越市霞ヶ関西公民館建設用地高額取得をめぐるデタラメ行政」のような事態を起こしているのだ。
タウンミーティングは、行政の専門家ならば公平性を欠く極めて危険な場なのである。
そこに喜々として出席し「市民の声を聞く市長」のような顔をできる川合市長の「知ったかぶり」。いうなれば「聞いた振りして後で知らぬ振り」をする市民を欺くことに長けているから、その姿勢を以て100点というわけである。まさに最大限の皮肉! 
もはや川合市長という存在は市民から、まともに批判する気も起きないような対象として扱われるところまで彼の評価は下落しているのである。
本紙はこれまで以下のような報道を行い、市民から記事に対する支持の声とともに、多くの川合市長への批判も毎日のように寄せられている。

① 川越市のミステリー・誰も知らない「私道舗装整備要綱」の怪!
② 川合善明市長と小野澤康弘市議の「黒い癒着」
③ 川合善明市長は政治家として胸を張れるのか?
  ――「教育再生首長会議」と「軍歌と右翼」発言に関する姿勢を問う――
④ 家族にも友達にも見放される悲しい老人!
⑤ 川合善明市長が見ているのは「自分の名誉だけ」か?
⑥ 「市長のカネ」に片野市議が2発の爆弾投下!
⑦ 川越市「谷中苗圃園」返還に伴う市税投入問題
⑧ 「仮称・川越市霞ヶ関西公民館」建設用地高額取得をめぐるデタラメ行政!
⑨ 市議会空転の異常事態を招いた川合善明川越市長の「暴言」
⑩ 川合善明市長<川合行政>…㈱カナイ消防機材に特別待遇
  ―― 都市計画法違反を視て視ぬふり ――
⑪ 「悪質」またやった!官製談合 一社独占!連続11回の落札!!

議会を軽視どころか目の下扱い? 市議会を前に慣例を無視して勝手に出馬表明

川合市長が首長の器に相応しくないと断ずる決定的な出来事は、三期目の出馬表明を巡る今年6月の市議会での発言だ。
市議会において、もはや川合市長の答弁に真面目に耳を傾ける議員は少ない。これまで不穏当な発言や議会の空転を繰り返し、川合市長は議会での信用を失っている。
そうした中で、今年5月20日、川合市長は本会議を前にした定例記者会見の後に記者クラブで独自に会見を持った。その目的は自らが来年1月に行われる市長選への出馬表明であった。通例、市長の来期の出馬表明は本会議上で与党議員からの一般質問の形で行われるものだ。ここにも川合市長の議会軽視の姿勢が現れているわけだが重要なのは、その後の対応である。
この出馬表明の記者会見を行うにあたって「議会に話を通しているのか」の記者の質問に対し、川合市長は「既に議会に話は通っている」旨の回答を行った。
集まった報道機関の中で議会を通しての出馬表明と報じたのは、川越市議会を継続的に取材しているインターネットニュース「小江戸新聞 川越ほっと」である。

議会軽視! 事実を歪曲(わいきょく)し、志あるメディアを悪者にして責任逃れ

ところが、6月7日の市議会で日本共産党の柿田有一市議の質問に対し「市長は5月20日の記者会見で次期市長選に出馬する意向を表明した際、議会には話してある旨の発言をされたそうだが、正副議長も直接は聞いていない」と追及された川合市長は「一部マスコミ(小江戸新聞 川越ほっと)が、やや不正確な報道」と間違った報道を行ったとばかりに言い訳し、追及を逃れたのである。
このことに対して「小江戸新聞 川越ほっと」は『事実誤認の答弁で追及かわすというタイトル』で、あたかも報道が誤りであったかの印象を与えた川合市長を非難したのである。「小江戸新聞 川越ほっと」は常に議会を見分し、正確な報道を行うことに特化したメディアである。疑惑を追及し不正を糺すことを主眼としている本紙に対して、静と動の関係にもある志あるメディアだ。
あくまで市民の利益を第一義とし、社会の木鐸たらんとするメディアの存在を否定するならば、もはや「川合市長は自治体首長の資格は全くゼロ」であると言わねばなるまい。

市議会も市民の代表たる気迫をもって 川合市長を峻烈に追い詰めよ

市民は言う。何故か川越市議会は川合市長を野放しにしているが、市議の連中は市民の方に顔を向けているのか…? 川合市長に顔を向けているのか…? 判らないとの声が多く上がっている。糾すべきことは市民が納得するまで疑惑を糾し、議会の正義を市民に示してほしいのだ。次々と市民からそっぽを向かれ出した「川合善明」という浅ましいまでの男の実態。それでも彼はなお、三期市長の座を目指すつもりでいる。虚構の実績を宣伝し、市民を欺き続けた川合市長。川合善明市長は「川合よしあきレポート」で自らの墓穴を掘ったのだ。ある市民は呟いた・・・。
「川合よしあき」は「もう沢山だ!!! 川合あきあき」だと…この言葉…納得した…。